コペンハーゲン・カストロップ国際空港に到着

約11時間の空から、地上へ再び降り立つ。
機内から空港へと通路に入ると、床がキレイに磨き込まれたフローリングで、とても歩き心地がいい。
通路の両脇はガラスばりで外には青く透き通った空が広がっている。
おぉ・・・デンマークに来たんだぁ!と興奮を押さえきれない。
バゲッジレーンに着くと、ベルトコンベアがフロアの中央でぐるぐる回っている。
どこから荷物が出てくるんだろう?と不思議に思っていたら、小さなカートがういーんと走ってきて、乗客の荷物をコンベアに乗せている。
なんてアナログ!!いいなぁ、のんきで。
すぐ脇に喫煙所があったので、そこでまったりとタバコを吸いながら自分の荷物が来るのを待つ。
少し落ち着いたのでゆっくりと周りを見渡してみる。
飛行機から出て出国審査をしてここまで、すごく清潔で近代的な雰囲気。
よけいなものがないと言うか、無駄がなくてすっきりしてる。こじんまりしているけど、空間がゆったりと感じる。
荷物が出てきたらいざ空港脱出!って、出口どこよ!?と少しもたつきながら歩く。
空港から出ると、お出迎えの人がたくさんいて出て来た人たちと和気あいあいとしている。
さて、市内に行く電車の切符を買わないといけない。
まっすぐ進むと切符売り場らしきボックスが。
って、両替所どこ?デンマークのお金は一銭も持ってないんですけど。
ふと見るとクレジットカードで切符を買っている人もいるので、仕方なくカードで支払う。
ドキドキしながら「セントラルステーション」と言うも、冷たく聞き返され、再度「セントラルステーション」と言うと、「あー」という感じで切符(というかレシート)をくれた。
あとで確かめたら一応旅行者には「セントラルステーション」と言われているけど、正式な名前は「Kobenhavn H(ケペンハウン)」と言うのらしい。
エスカレーターでホームに降りた。ものすごい近代的な、日本だと成田エクスプレスっぽい電車が停まっている。
いま着いた(と思われる)人たちがどんどん乗っているので、私もおたおたと飛び乗る。
今考えれば、その電車が市内行きとは限らなかったんだよね。
かなり緊張してたんだろうなぁ。思考力ゼロ。
音もなく静かに電車が走り出した。いざ、市内へ。