All is pretty. 

スウェーデンの首都・ストックホルムはデザイン王国と言われています。
これはたぶん、デザイン好きにとってたまらない街ということではないかと思います。
確かに、街の細かいところまでイカしたデザインがされていてすごくかわいい。
北欧は冬の寒さが厳しいため、冬はみんな家の中で過ごすんだそうです。
ずーっと家の中にいるんだったら、少しでも楽しくて快適なほうがいい。
そんな理由からインテリアに対する意識が高くなり、そのまま外へ流れたのかもしれません。
ヨーロッパじゅうにチェーンを持つ巨大インテリア店”IKEA”もストックホルムが本店です。
ちなみに今年は日本の幕張店もオープンしました。
日本だと小物系の雑貨屋さんが多いのですが、ストックホルムは家具やカーテン、クロス系のインテリアショップがたくさんあります。
カーテンやクッションの数がすごく豊富で、いつも欲しいのをぐっとこらえます。
あとろうそくもすごく多い。みんな普段からろうそくをよく使うようです。
街を歩いていて目をひくのがこの公衆電話。
全ての公衆電話がこのデザインです。おもちゃみたい。
固くて真面目そうなビジネスマンがこの電話を使っているのを見るとなんだか微笑ましかった。
セーデルマルム島の電気かなにかのボックス。
これ以外にも花柄やいろんなデザインが施されていて、すごくかわいい。

これはスウェーデンの郵便局。
やっぱり国旗と同じ色。ポストも同じこのパステルカラーです。
これは電車、バス、トラムが24時間乗り放題の”ツーリストカード”。
セントラル駅の観光案内所で買えます。95kr。約1500円。
このラブリーさはJRのペンギンといい勝負。
これはどこだっけ・・・確かデパートのトイレだったかな?
やけにかっこいいので撮った。
それにしても、便座の高さがすごく高くて、座ると足が床につかなくてもどかしい。
しかもこの便座はものすごく大きくてお尻が落ちちゃいそうではらはらした。
このひつじのペーパーはMalmoで見たときはサンタ帽をかぶっていたもの。
これも春バージョンがあるとは思わなかった。
この小首をかしげているひつじがかわいいんだよなぁ。





美術館もたくさんあります。これは近代美術館。矢印が目印。
アンディ・ウォーホルの作品もいくつかあってため息。
典型的な絵画からシュールなアート作品までたくさんあって面白かった。
館内のお店で売られているものもいろんな国のデザイングッズがありました。
お店を見てるだけでも十分楽しい。
ここのカフェのサンドイッチは激うまです。
左はストックホルムの美術館マップ。フリーペーパーです。
これはお店や駅などいろんなところに置かれています。
右の青いのはストックホルムの地下鉄紹介パンフ。
地図じゃないです。地下鉄の駅構内の写真集です。
これは駅にあるフリーペーパー。
中はオールカラーでいろんな地下鉄の写真や担当したデザイナー名などが載っています。
ほんと、地下鉄を美術館にしちゃおうという発想がすごい。
デザインというのはなくても生きていけるものです。
だから、人に余裕がないと生まれないものだと思います。
余裕と、遊び心。
本来なら色や形なんてどうでもいいものでも、色がついてたりちょっと変わった形なら面白い。
そういう心持ちが感じられるから、私はストックホルムが愛おしいなぁと思う。
現代美術館にあるウォーホルの作品にストックホルムでウォーホル展が開催された時の宣伝ポスターがいくつかあります。
そのなかのひとつに”All is pretty.”と書かれたものがありました。
これこそ、まさにストックホルムにぴったりだ!と感じました。