2006年12月20日 ヘルシンキからストックホルムへ

12月20日。いよいよフィンランドからスウェーデンへ移動。
ヘルシンキ中央駅のバスターミナルからフィンエアーのバスに乗り、ヘルシンキ・バーンタ空港へ。
この時点で既にスーツケースがかなり重く、しかもお父さんのお古のために車輪が言うことをきかなくなっていた。
北欧の石畳の道を、ごりごり言わせながらなんとかバスへたどり着いた。
運転手さんにお金5.2ユーロを払い、スーツケースを荷台に乗せてもらう。
赤いほっぺに口ひげ、優しい笑顔というサンタクロースのようなおじさんでした。
バスの中ではイスケルマ(フィンランドの歌謡曲。日本の演歌のようなもの)が流れ、しみじみ。

ヘルシンキ・バーンタ空港到着

30分くらいで空港に到着。降りるとクマがいた。
いやーんかわいい!と写真を撮ろうとすると、小さな女の子がしゃがんでクマの頭をなでなでしていた。
あまりのかわいらしい光景にちょっとめまい。写真撮りたかったなー!
よく見ると、標識の全てがクマの上に立っていた。
かわいい~!
中に入ると、とてもきれいな空港でびっくり。着いたときは夜中だったので気づかなかった。
スカンジナビア航空のカウンターでストックホルム行きのチケットをチェックイン。
この空港内に入るときのボディチェックがすごかった。
液体類(目薬やハンドクリーム)はジップロックに入れるのは行きのときもそうだったんだけど、 今回は「マスカラや香水類は持ってない?大丈夫?」と念を押され、さらにスキャンされてリップグロスを分けるの忘れて止められた。
私の前にいた若い男子は大きなリュックの中も小分けにしてスキャンされ、PCも袋から出してスキャン。
ノートブックを出した時、最新機種かなにかだったらしく係の人が「おや、これは○○だね!おぉ~」と言っていて、男子も得意げだった。
のほほんとしたこういう所が北欧だなぁ。
さ、いよいよゲートに!と思いきや、「あぁ、ジャケットと、スウェットも脱いで。スキャン通すから」と…
男子も「えっ、脱ぐの!?これも!?」とびっくりしてたけど、私や周りもびっくり。
本当にチェックが厳しかった。
おかげで空港内に入るまで時間がかかるんだよ〜。
迷うことを想定し、かなり早めに到着していたのでROBERT'S COFFEE(カフェ)でまずはお茶。
モーツァルトのペストリーがあったのでこれとチャイラテを注文。
このモーツァルトのペストリー、栗のようなさつまいものようなほくほくしたフィリングが中に入っていておいしかった。
チャイラテはびっくりするほどまずかったです。
通路を挟んだとなりにいた猫。
この頃には、私は結構なホームシック、ではなく猫シックになっていて、 日本に帰りたいとは思わなかったけど自分の飼い猫に会いたくって仕方なかったのです。
時折「な~お」と鳴くので胸がきゅん、として我慢できなくって写真を撮らせてもらいました。
妻の猫なんだよ~と言いながらも自慢げに話すご主人様。
”リリック”という名前の男の子だそうです。
ところで、このバーンタ空港は、イームズの椅子が惜しげもなく使われていてため息ものでした。
喫煙室にもイームズ。贅沢~。
しかしながら乗る飛行機の出発が遅れました。
お腹がすいたのでサーモンのサンドイッチを購入。
鮭はおいしいのに、やっぱりパンがパサパサ。
なぜそうなのだ~。
遅れている飛行機を待つ子供。
かわいい。
結構ほったらかしです。
15分遅れで13時45分に飛行機が出発。
隣の席に座ったおばあさんと少しおしゃべり。
今回の旅行はおばあさんおじいさんに話しかけられる機会がやたら多かった。
そのおばあさんはフィンランド人で、いまはだんなさんとストックホルム在中だそう。
おじいさんは若い頃日本へ仕事で行ったことがあるのよ~。と嬉しそうに話していた。
降りるときに「Happy Merry Christmas!」と言われたので 「メリークリスマスはスウェーデン語で”グッドユール”ですよね。フィン語だと?」 と聞くと「フィニッシュはHyva a Jouliku。うーん、難しいわね!」と私が発音に苦労しているのを見て笑っていました。
それにしても、機内からの外の景色がすばらしい。
雲の、平原…。
ポルコが見た風景ってこんなん?
ちなみに、途中でハムとチーズのサンドイッチが出ました。
約1時間でスウェーデンの首都、ストックホルムのアーランダ空港へ到着。
でもヘルシンキとストックホルムは約1時間の時差があるので、着いたのは13時40分。
得なのか、そうでもないのか。