Malmöの食べ物あれこれ


風邪を引いて熱があるので、やっぱりアイスが食べたい~。
ということで、ストックホルム中央駅でも食べたアイスと同じメーカーのアイスを購入。
まぁコンビニやスーパーではこのメーカーがかなり幅を利かせているのですが。
これはバニラアイスの中にキャラメルクランチが入っていて、チョココーティングされている甘ーいアイス。
リコリスアイスに比べてかなり甘いので途中で飽きた…。
やっぱり熱があるときはさっぱりしたものがいいなぁ。
しかも、冬だしね…。

Hansというショッピングモールの中にある”hevens kittchin”というカフェでハムのキッシュとカフェラテ(ホット)を注文しました。
サラダはハーブオイルがちょびっとかかっているものの、何の味もしない。
パイはしょっぱいだけの塩味だし、全体的においしくなーい!
と、がっかりしていたら隣のテーブルに座ったカップルの男の子がハンバーガーを注文し、憂鬱そうな顔をして残していた。
他のものもまずいんだ…と気づいて、ここで食べるのは止めようと思った。
でもこのカフェはショッピングモールの真ん中の広場にオープンカフェのようにたくさんの椅子とテーブルが並んでいて開放感があり、周りの店やお客さんを眺められるので寒い冬でも現地の人を観察するのが楽しい場所。
しかも、名前の通り高い天井には大きな白い天使のモールがゆらゆらしていてかわいいので子供連れが多かくて賑やかだった。
トイレも近いし、いい店だと思ったのに、残念。

マルメのデザイン美術館”DESIGN FORM”の2階にあるカフェで食べたカルダモンロールとラムローサ(35kr。約630円)。
カウンターの上にペストリーやクッキーが並んでいて、シナモンロールは見てわかるんだけど、隣に置かれていたペストリーが何のペストリーかかわからなかった。
何かつぶつぶが付いているけど、なんだろう…と思い聞いてみたところ、カルダモンロールだった。
カルダモンはシナモンのようなスパイスの一種だそうです。
カルダモンロールって初めて食べたのですが、シナモンほどクセがなく、なんかさっぱりしてておいしかったです。
そしてテーブルには白いチューリップが置かれていて、やっぱり新年は白いチューリップなんだなぁとほのぼの。
ここのカフェは展示フロアとつながっているので、展示品を眺めながらゆったりできます。
ちなみにこのときは” Bruno Mathsson”というデザイナーの椅子のエキシビジョンを行っていて、しかもそれぞれの椅子(レプリカ)に座ることができました。
座ると体がムフ~と沈んで、すごく座り心地が良かったです。
他に、カフェにはデザイン雑誌がたくさん置いてあるのでお茶をしながらタダでエルデコやいろーんな雑誌を見ることができます。
私は冬にしか行ったことがないせいかいつも空いていて、とてもゆっくりできるので大好きな場所です。
ぼーっとするのが楽しいところ。
ちなみにフロアを出た所にトイレがあるのですが、カフェの店員さんに「トイレを使いたい」と言うとカウンターの中から鍵を開けてくれます。
このトイレスペースもかわいいので見てみてください~。
それと、3階にはグッズショップもあるのでお土産を買うのもおすすめ。

念願だった”外国でスシ”を食べる!
このときはスーパーで見つからなかったので、ラディソンホテルの一階にあるカフェで購入しました。(65kr。約1100円。)
握りはたこ、えび、いか、魚(種類はわからない)、手巻きはカニとかキュウリとか卵焼きが入っていて、なにやらおもちゃみたいでかわいい。
握りは形もいびつだしご飯がしっかり握れていなくてぽろぽろしていたので、機械じゃなくて人間っぽいなぁと思った。(笑)
意外にも、ふつうにおいしかったです。
このお店でお寿司と醤油(赤いパッケージの)をレジに持って行ったとき、おじさんが「スティック(箸)いるでしょ?」と出してくれて微笑ましかったのですが、「ん、ワサビはいらないの?」と言う。
え?あるの?と聞くと「もちろんあるよ!(スシが置いてあるカウンターを見て)あれ?ないなぁ。うーん、ちょっと待ってね」と後ろの棚をごそごそ探し始めた。
あちこち探しながら「ちょっと待ってね、あるから!」と一生懸命探すおじさん。
探しながら突然電話でどこかの誰かと話はじめた。
電話を切ると「ごめん、ちょっと待ってもらえるかな?」と真顔で言うので、いいですよ、急いでないので。と答え終わるかのうちに冷凍庫から大きな袋を取り出すとカウンターの中にある流しにガコガコと冷凍の固まりを出し、ボウルに入れるとスプーンでくるくるくるくる回して溶かしている。
大きな袋には『純わさび』と達筆な日本語がプリントされていた。業務用?
溶かしたわさびを小さなカップに入れて、「はい、ワサビ!」と差し出すおじさん。
面白くってずっと見てたんだけど、もう、なんというか、おじさんが愛おしかった。
たぶん、「日本人がスシを食べるんだからワサビがないと大変だろう」とか思ったんだろうな。
それか、このセットが揃って”スシ”なんだと思っているのかもしれない。
”外国でスシ”を食べて良かった。

同じくラディソンホテルの一階にあるケーキとパンのお店"Amarant"で買ったケーキ。
ここは小さいお店だけどサンドイッチもすごくおいしくて大好き。
ハート形の焼き菓子はスウェーデンではポピュラーなようでよく見かけます。
やわらかいクッキー生地の中にさっぱりしたカスタードクリームが入っています。
生地がもちっ、さくっとしてすんごくおいしいのです~!!日本ではなぜか味わえない食感。
ブルーベリーマフィンもやっぱりおいしくてスウェーデンの焼き菓子は最高です。



"Skane mejerier"のヨーグルトドリンクとLOKAのライム味。
左のヨーグルトドリンクはマンゴーとグアバ味。おいしい。
"Skane mejerier"のヨーグルトドリンクはYoggyと並んでとてもポピュラーです。
右のLOKAは発砲水で、こちらもラムローサと並ぶポピュラーなもの。
瓶タイプもあります。
これもおいしいのです。





こちらはHansの地下にある"Norman's Deli"のサーモンのキッシュです。
Hansの地下にはいくつかのカフェが集まった場所があり、好きなお店で食べ物を買って真ん中のテーブルがたくさんある場所で食べるという気軽なところ。
このサーモンのキッシュはかなり大きな鮭がごろんごろん入っていて、おいしいのに食べきれないほどでした。(でも食べた)
野菜もたくさん盛ってあり、ハーブドレッシングもおいしい~♪
他にメニューも豊富でおすすめのお店。


その"Normans' Deli"のガラスケースに並べられたスシたち。
次に来たら是非ここでスシを食べたいです。
右上のごろごろしたのはたぶんハンバーグ。左はラザニアのようです。
ちなみに、このスシ群の隣には焼き鳥がずらっと並んでいました。
スウェーデン人ってほんと日本食好きなんだなぁと驚いた。
さらに、いくつかあるカフェのうち、私が座った近くにアジア料理のがありました。
懐かしく香ばしい匂いがするなぁと思ったら、スウェーデン人のおばちゃんが突然「ヤキソバ~。」と叫ぶではないですか。それもキレイな発音で。
驚いていると、スウェーデン人の男性2人がいそいそとヤキソバを手にテーブルについて食べ始めた。
おぉ~!さすがにヤキソバは初めて見た!!
彼らは私の横手のテーブルに座ったので細かく観察できなかったのですが、ちらっと見たとき、彼らはナイフとフォークでヤキソバを食べていました。
…とそのときは思ったのですが、ひょっとしたらスプーンとフォークだったのかも。パスタ感覚?まぁ、いわばジャパニーズパスタだけどさ。
うわ~すごい!と思っていたら、しばらくして「ずず、ずず」と麺をすする音が聞こえてきたので、うんうん、それこそがヤキソバだ、と安心した。
右は吹き抜けにはシャンデリアが下がり、天使が舞っていました。
これをぼーっと見ながらごはん。


スウェーデンではメジャーなスーパーco-opで見たキッコーマンのしょうゆ棚。
普通の大きさで33.9kr。約600円もするのに、棚はスカスカ。
私が見ている間にも若い女性が手に取ってました。
日本と違うな、と思ったのは、少なくなってもそのまま奥に商品が置かれているところ。
日本のスーパーだと、できるだけ手前へ並べるはず。そんなところが日本人の細やかさなのか?
ちなみに隣には緑のキャップの”減塩しょうゆ”が置かれています。
そして別の棚には一面の”出前一丁”が。"DEMAE RAMEN”なんて書かれています。
そもそもラーメンは中華なのでは…とも思いますが、”出前一丁”は日本の食べ物。
みんな具は入れるのかしら…入れるとしたら何を…と、興味は尽きません。
スーパーにはその他にわさび、からし、七味など一通りあって、そのへんの棚を見てると一瞬自分がどこにいるのか不思議な感覚に陥ります。
そういえば、大晦日におしゃべりした花火ファミリーのママさんも「日本と言えばスシとヤキニク。おいしくてみんな大好きなのよ~!特にヤキニクはいいわね。時々みんなでヤキニクレストランへ行くけど、家族みんなで料理しながら食べられるのが素晴らしいわ。」と言ってたなぁ。
ま、焼き肉もそもそもは日本食ではないのですが…でも”焼き肉”という名前なら日本のごはんなんでしょう。
スウェーデン人ってほんと日本食が好きなんだなぁと感心してしまいます。


スウェーデンのスタバ的存在、WAYNE'S COFFEEのチャイラテとチョコケーキ。
ホテルに泊まると、お昼過ぎくらいに部屋掃除が来てしまうので夕方くらいまで外にいないといけない。
でも風邪を引いているから寒い小雨の中を外を歩き回るのはちょっと辛い。
でもでも、Malmoの街が好きなので街の中にいたい…
そんな気持ちも、店が泊まっていたホテルのすぐ裏にあったので、近場でぬくぬくとできて満足。
しかも、ずっとイカしたテクノやハウスが流れていて極楽。お外に出たくない~。
ちなみにチョコケーキはおいしくって寒い季節にぴったりだったけど、チャイラテじゃなくてコーヒーのほうが飲みたくなった。
WAYNE'S COFFEEは飲み物だけじゃなく、食べ物やケーキ類も豊富なので人気です。しかもおいしい。
確かランチもあったかな?
このときはテーブルが3つしかない2階席がガラガラだったので2階からぼーっと人間観察してました。
しばらくして向かいのテーブルに男性が座り、ケーキとコーヒーで本を読みふけっていたりして、みんな暖かい店の中でくつろいでいました。