おしゃれ通信-*REA! 冬のバーゲン編


前回ストックホルムを訪れたときはイースター休暇まっただ中だったので、予定していたお店は軒並みクローズ…
満足いく買い物ができなかったので今回はリベンジ!
…と意気込んでいたのですが、フィンランドでたくさんお金を使ってしまい、既にお財布がピンチ。
フィンランドでいろいろ買ったし、残念だけど、買い物は自粛することに…(涙)
しかし!甘かった。
クリスマス開けの26日。
街へ行くと、そこらじゅうに”REA(レイア)”の文字。
そう、REA=SALEなのです!
昨日は観光客でそこそこ賑わっていた街も、バーゲンを狙った老若男女でさらにごったがえしていた。
バーゲンへの気合いで街の空気がかなり盛り上がっていて、歩いているだけでこちらも結構気持ちが上がってくる。
ストックホルムが予想よりも暖かいのと、ブーツがそろそろ壊れそうになっていたのもあり、ずっと靴が欲しいなぁと思っていた。
歩いていて靴屋を見つけるとついつい入ってしまう…
ストックホルムの物価は日本と変わらないのですが、東京ほどものの種類が豊富ではないので選択の幅が狭く、「これだぁ!」と思えるものがあまりない。
もっと安かったら買うけどなぁ…というものばかりで、幸い買わずに済みそうだった。


バーゲン前にデパートのオーレンスの靴売り場でかわいい靴を見つけたんだけど、予算より少し高かったので迷って、結局買わなかった靴があったのを思い出した。
ひょっとしたら安くなってるかも…!
ドキドキしながら早速オーレンスの靴売り場へ向かう。
到着すると、オーレンスの靴売り場は女の戦場と化していた。
床は試着したと思われる(そして買わなかったと思われる)靴がそこらじゅうに散乱していて歩くのもやっと。
女子たちは次から次とポイポイ試着しては捨て、試着してはあーだこーだと友達とおしゃべり。
靴売り場のレジは既に長蛇の列で、店員さんたちはくるくると動き回る。
その第一印象はズバリ「なんてみんなお行儀が悪いんだ!!」でした。
しばし呆然として、「あの靴はまだあるのか?」と少し焦りながら目当ての靴があった場所へ向かう。
私の目当ての靴(写真)は、ちんまりと棚に乗っていた。
残念ながら、バーゲン対象品ではなかったので、誰も手を触れていなかったのだった。
がっかりして、散乱しているバーゲンの靴を物色してみた。
時期的にやっぱりブーツがほとんどで、スリッポンタイプ+ヒールがあってかわいい靴はあんまりない。
あっても、もともとが高いので結果的に目当ての靴の方が安かったりした。
うんと迷った末、目当ての靴を買った。(約7000円)
色からして春っぽいので、春物だったのかもしれません。

ついでに、オーレンスの一階にある”MAKE UP STORE”で爪とぎ、爪磨き、アイシャドウを購入。
このコスメショップはストックホルムのオリジナルブランドなので、どこにでもあるお店です。
店員ちゃんは黒いスーツで、とても都会的でかっこいいです。
メイク商品の種類もすごく豊富で、コスメ好きにはたまらないお店。
スキンケア商品も豊富なのですが、大きめのボトルなのでいまのところまだ手を出していません。
デザインもシンプルで素敵☆
油取り紙とか小物もあるので、女子のお土産にいいかも。
ちなみにオーレンスの地下にはドラッグストアもあってLOREALやNIVEAなどの手頃かつ優秀なコスメもあります。


"GARELIAN"へ向かうと、入り口にあるPUMAが大変なことに。
ファッションに関しては地味であんまりセンスの良くないストックホルムで、さすがPUMAだけあって際立って商品はかっこいいし、店員ちゃんもセンスが良くてかっこいい人が多い。
でも、やっぱりちょっと高いよなぁと買えずにいた。
みんな思うことは同じなのか、他の店よりも圧倒的に混んでいる!
しかも、午前中ですでにレジと試着室は長蛇の列。
私もつられて夢中で物色。あれもこれも素敵~!あぁ欲しい…!!
でも、本当にカードの残高がピンチだったので泣く泣く諦めました…。


前回のリベンジとしてどうしても行きたかったお店がSlussen駅近くのデザインショップ"KONST HAVANT VERK ARNA"。
スウェーデンのいろんなデザイナーの商品を扱っているお店です。
中に入ると、お店というよりまるで美術館のようです。
それだけに見応えのある店でもあり、値段もピンキリという困った店。
ガラスケースの中に気になったピアスがあったので、見せてもらうことにしました。
すると、ガラスケースを開けるのではなく、中央のテーブルの引き出しがストック収納になっていて、そこからピアスを出してくれた。
かわいいなぁ、でも値段がなぁ、と悩んでいると「他にもこんなんありますよ」と、陳列されていない商品を出してくる。
そのなかで、写真のピアスが出された瞬間に叫んでしまった。
めまいがするほどかわいい。
店員ちゃんの話によると、白いものは”ホワイトシルバー”、黒いものは”ブラックシルバーと呼ばれていて、どちらもシルバーなのだそう。
白いシルバーを加工すると(説明してくれたんだけど、よくわからなかった)黒くなるそうで、デザイナーがひとつひとつコンコンと叩いて穴を開けているんだそうです!
ということは、ひとつひとつデザイナーの手作り…どうりでみんな微妙に違うと思った。
あまりのかわいらしさと、デザイナーの手間と愛情が注がれていることを考えると、少し高かったけどその値段は妥当だと思えた。
写真のふたつに絞ったものの、他にもたくさん素敵な商品(作品?)があって目移りしてしまう。
これ以上ここで買ったら食費がなくなる!と自分に言い聞かせ、お会計。合計で2050クローナ。約35000円。
小さな箱にわかりやすく白と黒のリボンをつけてくれて、デザイナー・ANNA ATTERLINGさんのカードをくれた。
私が興奮して喜んでいたせいか、ポストカードを5枚もくれて、さらにおすすめのスウェディッシュデザイナーの商品を扱っているお店を教えてくれた。
"blas&knada"はガラスとセラミックの製品を扱うお店。
外から見るとちょっとした展示場みたいで、こちらのお店も見ているだけでため息が出てしまう素敵な商品(作品)ばっかりでした。
買わなくても見るだけでスウェーデンのデザインを堪能できるのでおすすめです。

個人的にスウェーデンといえば”INDISKA”。もうだーい好き!
スウェーデンのインド屋で、雑貨・家具・インテリア品・洋服・小物などあらゆるものが売っています。
インテリア品や小物類はインド色が強いのですが、洋服はとってもヨーロッパ。
しかもすごく安いので、行くといつも混んでいる人気ぶり。
ヘルシンキにも一店あって驚いたのですが、スウェーデンでは今回ガムラスタン店もできていてストックホルムだけで3店もあります。
このワンピースは259kr。約4500円。
安いのに肌触りのいい生地で、とても着心地がいいので大好き。


前回訪れて気に入ったお店にも行きました。
ガムラスタンにある"EKOVARUHUSET"。
オーガニック商品のみを扱うお店で、洋服・化粧品・お茶やお菓子、さらに野菜まで売っています。
私が買ったカットソー(350クローナ。約6000円)には、ひとつひとつ作った人の写真と名前入りのタグが付いていました。
ジーパンやスニーカーも売っているんですが、さすがにオーガニックだけあって高め。
子供服もあって、もうこの子供服コーナーがかわいくてかわいくて…子供いないのに思わず欲しくなります。
そのせいか子供連れのお客さんもよく見かける店。
前と同じ女の子の店員ちゃんの他に今回は男の子もいて、教えてもらいながら会計してました。
どうやら英語があまりできないらしく、一生懸命だったのがかわいかった。
「彼は新人だからまだぜんぜんわからなくって~待たせてごめんなさい」と言う女の子の脇でもじもじと微笑む男の子。かわいかったなぁ。きっとゲイだなぁ。
この店はほんとほのぼのとした雰囲気がガムラスタンに合っていて、とても好きな店。
ちょっと裏道にあるのでわかりずらいかも。

これはスカンセンの外にあるお店"SKANSEN SHOP"で購入しました。
左は他のお店でもよく見かけたので気になっていたアームウォーマー。
手の甲まで覆うのでジャケットの袖口から冷気が入らず、とってもあったかい。
ウールだけどカシミアみたいにやわかくてちくちくしません。
右は木でできたクリスマスの小人。
一目見て「ONEPIECE(漫画)のメリー…!」と即買い。
SKANSEN SHOPはとてもセンスがよくて、伝統的な品物の他にも様々なデザイナーの商品を取り扱っています。
子供向けの商品もたくさんあってかわいい。
”スウェーデンらしいもの”のお土産を買うんなら、ここだけで済んでしまうくらいです。