P-HOTELS

オスロで泊まったホテルは、メインストリートからひとつ裏道に入った所にあります。
裏道と言っても一本入っただけで、中心地なのでとても便利な場所。
一本隣の道になっただけで、ぐんと価格が下がります!

オスロ空港のインフォメーションセンターでオスロ中央駅までのエアポート・エクスプレス・トレインのチケットを買う。(170kr 約3400円)
ホームは地下にあるのですが、夜のせいか、周りがみんなせかせかしていてなんだか焦る。
電車に乗ると、静かでみんなむっつりと座っていてちょっと恐い感じ。
なんだか東京みたいだなぁ…と思った。

20分くらいでオスロ中央駅に到着。
このオスロ中央駅、ものすごく大きい。
”地球の歩き方”の地図を持っていたのですが、どっちの出口から出ればいいのかよくわからない。
うろうろしていちかばちかでやっと外へ出ると、駅前の広場に出た。当たってた~。
外に出てホテルまで歩いて行こうとしたら、既に真っ暗だし、結構人が歩いているもののなんだかあんまりいい雰囲気じゃない。
なんというか、空いている夜の渋谷、って感じ。
馴れていればどうってことはないけど、初めての土地であの雰囲気は恐い。
急ぎ足でホテルまでもくもくと歩いた。
少し歩くとホテルのマークが見えた。
明るい緑色のマークが光っていたのですぐわかった。こういうの助かる。
チェックインするとき、「喫煙部屋がいいのですが…」と言うと「えっ…ごめんなさい、全室禁煙なんです。」と言うではないですか!
かなりショックでした。
ネットで調べた時、公式サイトには載ってなかったのでホテル総合サイトで喫煙室有りって書いてあったから、まさか全部禁煙だとは思わなかった。
「あー、タバコは2階にバックヤードがあるから、そこで吸うことができますよ。」と言うので、いまさらキャンセルもできないし、諦めました。
部屋に向かうためエレベーターに載ると、こんな張り紙が。
これ、階段や部屋にも貼ってあったので最近全室禁煙になったのかもしれない。

5階でエレベーターを降り、案外きれいなホテルだなぁ…と思いながら廊下を歩く。
私の部屋は502号室。
部屋に入ると、そんなに広くはないけどほっとするような雰囲気だった。
私はソファがあるだけですごく嬉しくなる。
私はベッドの上で本を読んだりだらだらうつろげる方ではないので、ソファ大好き。
ポットとお茶のセットももちろんあります。
冬は特に暖かいものが飲みたくたるのでこれがないとダメ。
おぉ!テレビがNOKIAだ!すごい北欧っぽい!(NOKIAはフィンランドの会社です)
ちなみにテレタビーズやってました。懐かしい。
そうそう、テレビと言えばPuffyの番組も放送していたので初めて見た。
あれってPuffy本人も出演してるのね。ライブ映像も流れるし。
でもやっぱ吹き替えなので、なんか変な感じ(歌はPuffyです)。
バスルームにバスタブがないのが残念でした。
バスクリン持ってったのに…。
北欧のタオルには両端にひもが付いていて、フックにかけられるようになっています。
これはすごい便利。
トイレの水はレバーではなくボタン(?)を押します。
大抵、便器の上あたりに付いているのでわかりやすい。
タンクがあるトイレの場合はタンク自体に付いていることもあります。

これは2階にあるバックヤード・喫煙場所。
どんな汚い場所かと想像してたけど、案外くつろげるように配慮されてました。
空を見上げると青空が見えて気持ちいい。
ただ、雨や雪の日は厳しいだろうなぁ…。
冬とか…。
バックヤードの隣はトイレ。
ドアが木で、トイレのマークも木を彫ったものでした。
男性用も、車いす用も木を彫ったマーク。すっごいかわいい!
トイレに入って座り、ふと目線を降ろすと落書きが。
こんな落書きだったらかわいいから許す。
ちなみに2階には他にインターネットルームもあって、紅茶やコーヒーも飲むことができます。
問題の朝ご飯。
ホテル公式サイトでの説明は「Breakfast is delivered on your door within 06.30.a.m.」(朝食は朝6時半までにあなたのドアへお届けします)と書かれていました。
ドアへ運ばれる…?朝6時半までに? 起こされるのかしら…と、このシステムがよくわからず、ちょっと不安でした。
朝5時半過ぎ、なにやら外でごそごそ音がする。
ちょっと目が覚めたものの、しばらくうとうとして6時過ぎくらいに外へ出てみると、ちゃんと朝ご飯が届けられてました。ドアに。
見渡すと、他のドアにも白い袋がズラズラズラーとぶらさがっていておもしろかった。
中身はチーズとハムのサンドイッチと、洋梨、100%オレンジジュース。
時々洋梨がりんごに変わったりしました。
サンドイッチは具がたっぷり入って、なによりパンがおいしい~。
洋梨はどうやって皮むくんだろう?と思ったけど、皮ごとかじってみたら食べられたので皮ごと食べちゃいました。おいしかった。
ホテルを予約するときはこんな朝食さみしいなぁと思っていたのですが、実際に体験してみるとこれがすっごくいい。
着替えなくてもいいから楽ちんだし、レストランまで行かなくて済むから時間もかからない。
さらにビュッフェと違ってあれもこれもと食べ過ぎなくて済む!
(現在体質改善中なのでとてもありがたい)
部屋でパジャマのままぼけっとテレビ見ながらのんびり朝ご飯食べてました。
エレベーターも配色がかわいくて好きだった。
エレベーターの中もダークブラウンのフローリングで、壁は青く、天井は丸いライトがたくさん付いてる。
エレベーターにまでちょっとしたインテリアの気配りがあって素敵。
でもこのホテルは一泊14000円ちょっとで、しかもメイン通りのすぐそばでかなり便利な立地なのでオスロのホテルにしてはかなり安い方。
だから行く前はホテルに期待しないようにしてました。
でも実際はすごくいいホテルで、期待していなかったぶんすごくうれしかった。
ただ、安いだけに若いひとや品行の悪い人達も少なからずいて、夜中に騒いだりして眠れないことが一度だけありました。
他の人が注意したようですが、酔っぱらった男性は大声で騒ぎ続け、その友達がなだめすかしてどうにか収まりました。
それと、唯一の悪いところは、防音がよくないのか、隣の部屋の音が結構聞こえてしまう。
うるさいほどじゃないんだけど、ちょっと気になったので耳栓を買いました。
それと、部屋に冷蔵庫がなかくて愕然としたのですが…これはその分値段と他の部分でカバーできていると思います。
おまけに一階にはコンビニとデリもあって、旅行者には十分すぎるほど便利なホテルです。
かなりおすすめのホテルです!