お買いもの魂に火をつけろ

ノルウェーまではるばる買い物をしに来たと言っても過言ではない私の旅行。
いざ街へ出てみると、なんとスウェーデンのお店があちこちにあってびっくり。
H&Mをはじめ、INDISKA、LINDEX、Glitter… まるでストックホルムにいるような錯覚に陥るほど、スウェーデンのお店だらけでした。
私の好きな店ばかりだったので、「あれもこれもある~!」と単純にうれしかったです。
でもそれでいいのか、ノルウェー!?

まずは、スウェーデンを代表するブランドになったH&M。
ていうかオスロだけで5店舗って多過ぎない!?というほどの大人気っぷり。
この冬はなかなかいい洋服が目白押しでした。
今回、仕事へ着て行ける黒いスカートが欲しかったのですが、H&Mであっさり見つけました。
H&Mはオフィス仕様の洋服、スーツにアレンジできるようなシンプルなジャケットやパンツ、スカートなどの種類がとても増えていました。
しかも同じ黒でも微妙にデザインが異なっていて、あれもこれも欲しい~と困った状態に。
写真のスカート(149kr。約2980円)以外に欲しいスカートがあったのですが「さっき34サイズの最後の一枚が売れちゃったんですよ~!」と言われ、残念!
*私は一番小さいサイズの34
他にウールの黒×グレイのチェックパンツ(298kr。約5960円)と七分袖のTシャツ(98kr。約1960円)も購入。
H&Mで試着するときは試着室の入り口にいるおねえさんに「Hi!」と挨拶して写真にある大きなタグをもらいます。
小さな店だと、タグを渡さない店もありますが、入り口にお姉さんはいます。
H&Mにはキティちゃんとのコラボ商品が!キティちゃんすごい~!
左は靴下3つで98kr。約1960円。右はポケットティッシュのパック。値段忘れた。
他にもコスメ商品もたっくさんありました。
H&Mはいまコラボ商品にも力を入れているらしく、他にスヌーピーもいました。
犬(アメリカ)と猫(日本)…。
まだまだ続くH&M。
さらにコスメにまで商品を広げていました。すごーい。
写真左から"Shower Peeling(ボディソープですね)"、"Body Lotion"、ロールオンタイプのデオドラント。
写真右はリップグロスです。
他にメイク落としからクリーム、ファンデーションからメイク道具まで、あらゆるコスメ商品が揃う充実ぶり。
しかもリップグロスは大人気で、ほとんどの色がありませんでした。
以前からある下着部門もかなり充実してるし、アクセサリーやグッズもたくさんある。
H&M人気の理由は、なによりも”安さ”だと思います。
物価の高い北欧の中で、H&Mは群を抜いて激安。
安いかわりに、はっきり言って商品は良くありません。それは手に取ってみればすぐわかります。
生地も薄かったり荒かったり、縫製も雑。アイシャドウもよれやすい。
でもみんなそれを承知で買っています。
その中でもオフィス仕様の部門はさすがに良いものが多く、あの安さで抑えているのはかなりがんばっていると思いました。
もうひとつの理由は種類の多さ。これはもうすごい量です。
大きなH&Mでじっくり商品を見ていると、それだけで一日経ってしまうんじゃないかと思うほどです。
しかもメンズものも子供服もかなりの種類が揃っているので、家族連れも多い。
あとは家具やインテリアまで広げたら、もうH&Mに恐いものなし!
これはデンマークのブランド"NOA NOA"で買ったブラウス(499kr。約9980円)。
とてもかわいいので大好きなブランドです。スウェーデンにも店舗があります。
でも、あまりにラブリー過ぎたりデザインが凝っていたりして、「欲しい!」と思って試着してみると「あれ?」と想像と違う印象になりがちなのです。
しかも結構高いので毎回うんと悩みながらも買ったことがありませんでした。
それが今回、このブラウスに一目惚れしてしまい、着てみるとしっくりきたので念願の購入!
後ろにはブラウスと同じ布でベルトが付いていて、ちょっとギャザーが寄ってかわいいのです~。
Karl Johans GateにあるARKという本屋さん。
ここで見つけた"bad cat"という本は、表紙を見た瞬間「この猫、悪そ~!」と笑えたので買ってしまいました。(99kr。約1980円)
もー完全なジャケ買い。
中は、飼い主達が撮影した”悪そ~”な猫の写真。
かなりアホで笑えます。
猫好きってやっぱり犬好きとは違うよなぁ…方向が…。
他にも英語の本がセールになっていたので買ってみたりしました。
やっぱり英語圏でない国で英語の本を買おうとすると、日本で買うのと値段が変わらないのでがっかりします。
右はレジの前にあったしおりと定規。しおりはARKオリジナルデザイン。(19kr。約380円)
2階は英語の本と文具売り場。
さらにフィリップ・スタルクの椅子とテーブルが!素敵!
北欧の本屋さんはたいていこんなスペースがあり、買う前に本を読むことができます。
英語の本の隣には健康関連の本があり、その向かいには"GAY/LESBIAN"と書かれた棚が…。
ちょっと離れたところから見てみたところ、本当にゲイとレズビアン関連の本を扱う棚でした。
すごい!さすがに驚きました。
そのジャンルの棚があることもびっくりですが、大きな棚が埋まるほどゲイ関連の本が出版されていることがまたびっくり。
これはオスロシティ近くにあるペットショップで購入した猫のお菓子と犬のごはん。
いつもはうちの猫に猫用のミルクを買うのですが、今回はおやつにしてみました。
この店、まるでサンタさんみたいな恰幅のいい口ひげ(両端がくるんとカール)をはやしたおじさんがいるのですが、かなりいいキャラのおじさん。
まるでアニメに出てくるようなおじさんで、この辺の飼い主さんの人気者らしく、ひっきりなしに人が出入りして賑わっていました。
飼い主と一緒に犬達も来ているので、犬達にとっても社交の場であるようでした。
犬のごはんもたっくさん種類があるのですが、みんなノルウェー語表記なのでよくわからない。
紫のパッケージと緑のパッケージに絞り、おじさんに「どう違うんですか?」と聞いてみたところ「ふーむ。こっち(紫)がフィッシュでこっち(緑)がチキンだな!で、それは猫のおやつね。」とわかりやすーく教えてくれました。
さらにクレジットで支払い、漢字でサインをすると「おぉ~なんて細かいんだ!」と目を細めてホッホッホッとサンタみたいに笑ってました。
これはホテルの向かいにあった雑貨屋さん"Rafens"。
一回はキッチン用品を中心にインテリアものを扱っていて、地下はインテリア雑貨が中心。
もうすごく素敵なお店で、ここでキッチン用品を揃えたい!と思うくらい。
地下はすっごくかわいいガーリーな雑貨ばかりで、しかも同一デザインのシリーズで部屋のインテリアを完了できる品揃え。
心のなかでキャーキャー叫びながら見ていたんですが、どうやらほとんどがデンマークのブランドのもの。
しかもポップなデザインでも結構なお値段。がっかりして、泣く泣く諦めました…。
唯一「これは!」と即決で購入したのが写真のオレンジピーラー。
オレンジの皮を剥くだけ!の商品です。(69kr。約1380円)
私は素手でオレンジやいよかんの皮が剥けないので、いちいち包丁で切り込みを放射状に入れてから剥いてたんですが、これがあれば簡単に剥ける!
しかもこれならグレープフルーツもいけるんじゃない?と思ったら買わずにいられませんでした。
ていうか、写真で見ると、どうやらこちらの人はオレンジの皮を上からりんごみたいにくるくる回して剥いているようですね。
私も挑戦してみよう。
今回はベルトしか買わなかったINDISKA。
この店もスウェーデンのお店で、ここオスロでもやっぱり人気がありました。
私はこの店も大好きなのですが、今季の洋服はいまいちでした。
ここはインテリアもすごく素敵で、なおかつ安い。
ほんと、できるならカーテンを買って帰りたい!と毎回思います。
ちなみに、INDISKAとはスウェーデン語で”インドの/インド人の”という意味。
そのため、カレーや香辛料もたくさん売ってたりします。
オスロは、他の北欧諸国と同じくやっぱり物価が高い。
最近日本円がめっきり弱くなったというのも原因のひとつですが…。
なので私は買う時にかなり検討します。
最初に見て迷った場合は買わず、他の店も見て回って、数日後それでもやっぱり欲しいと思ったら買いに行く。
だから滞在中に何度も同じ店に足を運ぶこともあるし、他の店でもっといいものを見つければそこで買います。
特に今回よかったのは、滞在後半に行ったショッピングモール"Aker Brygge(アーケルブリッゲ)"。
ここにH&MやLINDEXが入っているのですが、繁華街の店舗よりも空いていて、シーズンが終わった商品のワゴンセールもやっていました。
しかもLINDEXではストッキングやくつしたの激安セールをやっていて、なんと一足10kr!約200円。定価より70%以上のオフです。
日本で買おうと思っていたのですが、ここでまとめ買いしちゃいました。
この買い物方法は、私のように一カ所滞在型だからできるんだと思います。
買い物をしているとその国の生活が垣間見えるのも、私が旅行のなかで好きなところです。
だから一カ所に最低でも5日は滞在して、買い物がてらその国の生活を垣間見、まるでその国に住んでいるみたいな気持ちになって想像するのが楽しいのです。