デンマークのコペンハーゲン空港で乗り継ぎ。
同じSASの短距離線へ乗り換えて、行く先は…ドイツのフランクフルト空港!!
北欧なら何度も行ったことがあるけど、それ以外のヨーロッパの国を訪れるのは初めて。
すっごい新鮮。ちょっとドキドキ。
16時にコペン空港に到着し、18:05のフランクフルト行きの便に乗ります。
フランクフルト到着は19:35。
たった一時間半で到着。いいなぁ。近いなぁ。
成田ーデンマーク間とデンマークーフランクフルト間の往復チケットを別々に予約したので、コペンハーゲン空港で一旦外に出てチェックインします。
荷物はフランクフルト空港まで積んでもらえるよう成田空港でお願いしておきました。
ついでに外に出て一服。
タバコは辞めたんだけど、旅行中はいまだに吸いたくなる。
空港内に戻るため、デンマークからの出国手続きをします。
すると、セキュリティゲートでピーピーと音が鳴った。
セキュリティが厳しいので、あちこちでピーピー鳴ってる。
台の上に乗ると、インド系のおじさんスタッフが「何が原因かな〜?」とおどけて言う。
私も「んー、靴のストラップかな?」「Maybe,maybe」と軽やかに返すおじさん。
「はい、腕を広げて。で、どこから来たんですか?」と聞く。
「日本から?」
でもインド訛りがひどくてよく聞き取れず、何度か聞き返してやっとわかった。
それ以外にも聞き取れなかった原因があって、話しかけられている間、体を隅から隅までなで回されたこと。
隅から隅までは大げさですが、かなり近い。
胸も、山にギリギリ触らないんだけど、山に沿って撫でる。
腰も脚もかなりしっかりと、でもすばやく撫でられます。
「どこから来たの?」なんて今まで聞かれたことなかったうえに「そこまで!?」という驚きでちょっと呆然としてしまった。
びっくりしながら出した荷物をかばんに戻して、「あれこれ話しかけたのは気を紛らわすためだったんだろうな」と思った。
そりゃ、無言でむっつりと撫でられるよりはフレンドリーなほうがいいかな…。
さて、気を取り直してSASの短距離線の飛行機に乗っていざドイツのフランクフルト空港へ。
フランクフルト空港からさらにシャトルバスに乗って、ハイデルベルグ Heidelbergという街へ向かいます。
バスの往復チケットはあらかじめネットでしておきました(21EUR 約2100円)。
19:35にフランクフルト空港に到着予定だから、20:30のバスを予約。
よほど遅れなければ間に合うはず。
でもフランクフルト空港は広いと聞いていたので迷ったら乗れなそう。ちょっと心配…。
フランクフルト空港に定刻通りに到着。ところが着いた後が長くて、なかなか飛行機から降りれなかった。
降りる為に立ち上がっている人達は次第にイライラしはじめた。
降車位置に着いてから15分くらい経ってようやく空港内へ入り、急いでバゲッジクレームへ向かう。
ところが、空港内の標識を見るとバゲッジクレームとバス乗り場が全く逆の方角に矢印が向いている。
とりあえず荷物を取らないといけないけど、それから逆方向に向かっていたら間に合わないでしょ、やっぱり。
いきなりテンパり、おたおた。
ふと空港スタッフが目に入ったので、聞いてみた。
すみません、バゲッジクレームはあっちですよね。全てのフライトが、あっちなんですか?
「そうです、全てのフライトですよ。」とメガネで若いけどきりっとした怖そうな男性が答える。
では、ちょっと聞きたいんですが、(用紙を見せながら)このバス乗り場はバゲッジクレームと逆ですか?
「OK.First,you pick up your luggage,and go outside and turn right and go straight.」
これまでに聞いたことがないほど簡単でわかりやすい説明で返してくれました。
おかげで焦りも不安もだいぶやわらぎ、「あぁここってドイツなんだね」としみじみ実感。
しかも、バゲッジクレームでハラハラしていたら、すぐに私のスーツケースが出てきてくれた。
急いでつかみ、すぐ脇の出口へ向かう。
出たら右、出たら右、とつぶやきながら出ると、右方面にバスが3台ぐらいずらっと並んでいた。
えっ、どれ?迷っている時間はなさそう。
すぐ近くのバスの運転手に聞いてみたら、ものすごいなまりの英語でよくわからない。
とりあえずこれではなく、もっと先だよ、と言うので先に進むと、一番最後にぽつんとシルバーのバンが停まっていた。
運転手に聞いてみたら、うんうんこれだよ。はいはいミス○○ね…と用紙にチェックをつけていた。
安心してバンに乗り込み、ほっとため息。時計を見たら、バス出発の5分前。荷物が出て来るのが遅かったらあぶなかった。
あぁ無事に着いた。ドイツに着いた。
20:30、出発時間になると、運転手が「シートベルトして」と言いに来た。
疲れと安心でぼんやりしていたら「シートベルト、ね」とジェスチャーで念押しされた。
スウェーデンでもアイスランドでもシートベルトしたことなかったからちょっと驚いてシートベルトをしめる。
満席で出発!
窓から空を見上げると、たくさんの飛行機雲。
キレイだなぁと見とれていたら、いきなりものすごいスピードで発進。
走り始めてすぐにシートベルトの理由がわかった。
空港を出るなり、えっ、と驚くほどのスピードで走っている。
びっくりしていると、左側をさらに猛スピードで他の車が走り抜けて行く。
は!?と思わず身を乗り出して見てしまうほどのスピード。
もしかして、これが有名なドイツの高速道路、アウトバーン!?
本で読んだことあるけど、ほんとにすごい。びゅんびゅん飛ばす。
あんなスピードで走る車に乗るのも見るのも生まれて初めて。
疲れもふっとんでしまいました。
あれは、ほんとすごい…。
森や草原を抜け、街に入ると一気に西欧らしい街並が見え始めた。
わ〜テレビや雑誌で観たような街並!とわくわくしながら猛スピードで走るバンから外を眺める。
そう、街に入ってややスピードが落ちたものの、日本や北欧より断然早い。しかも急停車、急発進でいちいちどきどきする。
21:35、Royal Crown Hotelに到着してバンから降りる。
ここで友達が待っているはず…だけどいない。
ちょっとぼんやりして待ってみる。
よく見渡してみると、その停留所はホテルの裏のような場所で、ひらけているけどホテルの正面入り口やロビーが見当たらない。
もしかして、友達は正面かロビーで待っているのかも?としばらくして気付き、建物の周りをうろうろしてみる。
よくわからないので、とりあえず裏口らしいドアから建物の中へ入ってみると、ロビーらしい場所があった。
公衆電話もあったので電話をかけてみようと手を伸ばすと、友達が向こうから来るのが見えた。
どうやらバスが遅れてしまい、今着いたという。
なにせ初めて訪れる国。すごく不安だったけど、会えて良かった〜!
今回ドイツを訪れたのは、今年の2月からドイツ語留学で滞在中の友達に会うため。
久しぶり〜!と言うほどではないけど、やっぱり元気そうでうれしい。
ドイツ滞在は友達の部屋に2泊させてもらってドイツを堪能する予定。
ひとまず外に出て、買い出しのためスーパーに向かう。
飲み物と夕食を買おうと物色していたら、あまりの安さに驚いた。
2リットルのスパークリングウォーター(スーパーオリジナルブランド)が約30円!安っ!!
円高も理由だと思うけど、それにしても安い。(当時のレート1ユーロ:約100円)
ギリシャ風サラダとおスシを購入。
海外で日本食なんて食べたくない!という人もいるだろうけど、私は食べてみたい。
日本食が恋しいからではなく、海外で売られてる日本食に興味があるから。
日本人にはできない発想の食べ物もあったりして、おもしろいんですよ〜。
ギリシャ風サラダは、大量のパプリカ(大好き)とチーズとオリーブ。
量が多くて食べきれず、翌日に持ち越し。
でもこれで300円しないくらいだったかな。
おスシは、普通においしかった。
私は生もの、特にお刺身が食べられないので、こういう海外のおスシのほうが食べられたりする。
なのでこっちのほうがおいしい。
ちなみに奥に見えるキットカットは、私が持って行った日本からのお土産です。
着いた日はなぜか繫がらなかったiPhone。乗り継ぎのデンマークでは繫がったのに…。
でも翌日見てみたら繫がってました。
海外パケ放題の対象会社、Vodafoneに!
ボーダフォン!懐かしい〜。
それにしても、パケ放題は助かる。
私は方向音痴なのでgoogle mapを使えるだけでも相当助かってます。
それと、現地で誰かに会う予定があったりするとなおさら。
でも、現地携帯電話とのSMSメールがうまくできなかった。
国際電話と同じく、国番号を押さないと送れなかったかな、確か。
で、帰ってきて調べたら、なんとSMSは対象外なんですね!うぅ、結構送ってしまった。
この月の請求金額を見てびっくり。まさかの約50,000円、高額請求が来てしまいました。
パケ放題対象地域を選んでいたのですが、そもそもの料金制度を理解していなかったのです。
でもこれでわかったので、次回から何か対策をしたいと思います。
反省。
翌日は急ぎ足でハイデルベルグを観光します!
まずはハイデルベルグ城 Heidelberg Castle。
ドイツといえば、やっぱり城でしょう!
テレビでもよくドイツ古城巡りとかやってるし。
山岳列車のようなモノレールに乗って急勾配を登ります。
近くの小学生なのか、たくさん子供が乗っててにぎやか。
他にもちらほら観光客がいました。
天気が良かったし、時期も観光にぴったりだったからかな。
まずは時計台。
文字盤とか針の装飾とか(写真だと見づらいけど)見ると、「魔女の宅急便」の時計台のモデルだけはスウェーデンじゃなくてドイツかも、と思った。
尖っていて繊細なお城よりも、こういうどっしりした建物のほうが好き。
敷地内を歩いていたらリスがもぐもぐ何かを食べてました。
かわいい〜。
こういうの、外国だな〜と実感しますね。
時計台を横目に見ながらいびつな階段を下りて緑のトンネルを抜けると、いきなり廃墟が現れました。
大きな建物(城の一部)がまるで地震か雷が落ちたか、と思うほどまっぷたつに割れている。
どうしてこんな割れ方を?人為的には無理だよね。
老朽というわけでもないだろうし。
その破壊された状態がどこか迫力があって、しばらく見入ってました。
ハイデルベルク城はドイツでも古い城で、有名なシンデレラのモデルになった城などとは違い、廃墟と言ってもいい古城。
友達は「初めて訪れたときはがっかりした」と言っていましたが、私はむしろこういう城のほうが好き。
キレイに保存された絢爛豪華な城よりも、こういうどっしりと荒れ果てた廃墟のような城の方が時間の経過を感じられるからリアル。
しかも苔とか草が生えているあたり、ラピュタみたい…とか思ったり。
城の向かい側の公園らしきところに来てみると、街を一望できる場所に出ます。
川沿いにレンガ色の建物が並び、緑深い山が連なり、山の途中には古城が佇む。
これぞドイツ!という景色が広がってました。
こういうのテレビで観たことあるよー!と、はじめての西欧に思わずはしゃいでしまいます。
この景色をみると、ここに城を建てよ、と命じたくなる気持ちもわかる。
城を後に街の中心へ向かうと、観光客が行き交う広場がありました。
広場に面して建っているのが市庁舎。
これ、市庁舎です。
アイボリーとレンガ色の清楚な建物の窓辺にちろちろとピンクと赤い花が植えられてたりして。
かんわいい〜。
正直、こういうところは北欧よりかわいい。
というよりも、北欧とは違ったかわいらしさがある、というべきかな。
メインストリートを歩いているとよく見かけたのがこのお菓子。
Schneeballen、スノーボールというそうです。
丸まった生地をはがしながら食べてみました。
香ばしくておいしい。
プレッツェルを丸めて揚げたような感じ。
簡単に例えると、プレーン味のプリッツみたい。
おいしいんだけど、大人のげんこつくらいの大きさ…。
さすがに食べきれなくて残してしまいました。
遠目からみてもかわいらしさで目を引くこのレイアウト。
なんだろう?と近寄ってみたら、いちごのリキュールだそう。
春に採れたいちごで作った旬の味なのかな。
ここはリキュール専門店らしく、いろんな味のものがあってお酒が苦手な私でも楽しかった。
それにしてもこのパッケージのかわいさはなんなんでしょう。
Garden cafeというカフェで一息。
クラシックな入り口と店内を抜けると、きれいな中庭がある。
その周りを囲うようにテーブルが置かれていて、中央の庭は緑があふれ、花は色とりどり。
ちろちろと水が流れる小さな池では小鳥も水浴びしてました。
お客さんのほとんどは年配の方ばかりだし、天気がとても良くさわやかな日だったので全体的にのんびりした午後のひととき。
私は少しお腹が空いたのでオリジナルドレッシングのサラダを注文。
友達にメニューを訳してもらったら”おいしいドレッシング”と書いてあったので、それならばと注文。
大きなお皿にこんもりとキャベツ、きゅうり、にんじん、トマトなどの野菜が盛られ、おいしいドレッシングはミニジャーで添えられています。
ドレッシングをかけて食べてみると、確かにおいしい!
クリィミーだけどしつこくなく、今までに食べた事ない味。
看板…じゃなくメニューに偽りなし!
友達がアップル・シュトゥーデルを注文。
代表的なりんごの焼き菓子です。
本でしか見たことない!しかも本場のアップル・シュトゥーデル。
一口もらったら、生地がさくっ、りんごはほどよい甘みと酸味でとっても美味しかった。
カフェラテもたっぷりと大きなカップで、いつまででものんびりしてたかった〜。
メインストリートから裏道へ迷い込んでみましょう。
窓辺や庭など、緑のなかにちらちら小さな赤い花が目立つ。
赤やピンクなどの花が多いのは、統一感を出すため?
それともこの地方の人達の好み?
"Charly"という名の愛すべき姿と出会いました。
ミニスクーターなの?
映画「WALL.E」を思い出しだす愛らしさ。
そのCharlyが佇むドアがまた味がある。
やっぱり古い建物は番地の書き方にそれぞれ個性があっていい。
それとヨーロッパっぽいなぁと思うのは、ドアまわりの緑の盛りっぷり。
それともこの地方の人達の好み?
ちょっと歩けば山も緑もたくさんあるのに、街の中心にもたくさん緑も花もある。
無機質な建物の壁と植物の緑のコントラストも素敵〜。
道を一本入っただけで、味のある集合住宅のなかへ迷い込んでしまいました。
メインストリートの裏なのに、とても静か。
左の写真にある階段を上ると、右の道に出ます。
これは階段側を振り返った景色。
反対側にはもっと緑が茂り、素敵な家々が並んでました。
こんなところに住めたら、幸せだろうなぁ。
私がドイツに滞在したときは、ちょうどEuro2012でヨーロッパ全土がサッカーで熱くなっていた期間。
そこら中にドイツ国旗が挙げられ、対戦国の国旗もはためく。
パン屋に入ったら、ここにもサッカーボールが。みんなサッカーが好きなんだな〜。
車に国旗を付けているのもよくみかけた。
さらに時々見かけたのが、サイドミラーに国旗カラーのカバーをつけてる車。そこまでする!?
友達のおすすめ、『Ditsch』という売店のプレッツェル。
まだほかほか暖かい。
外はパリッとしつつしっかりとひきがあり、中はもちもち、ふわん。
外にまぶした塩がいいアクセントで、んーおいしい〜!
でも結構大きいので友達と半分こ。
このお店はチェーン店らしく、ハイデルベルグでも何件かあるのを見かけました。
おすすめだけあって人気があるらしく、ちょっと並んでました。
スナック代わりにもぐもぐするらしい。
これはまた食べたいな。
さぁ2日目は、ドイツ版”哲学の道”へ。
日本だと京都にあるけど、ドイツにもありました。
しかも”哲学の道”の入り口には大学の哲学科がありました(右)。
ゲーテのお気に入りの町としても有名らしいですが、ハイデルベルグというと学生街として知られているようです。
そのため、街には若い人もたくさんいて活気がある。
街を歩いていると、そこらじゅうにキャンパスがあって、教会かと思ったら大学だったり。
教会のように重厚で歴史を感じさせる大学の建物がたくさんあるので、落ち着いた歴史のある町の風景と若者達の活気が良い対比になっていました。
哲学の道は観光スポットなので、ちらほら観光客とすれ違います。
ただ緑が茂っているだけの道だけど、哲学の道と言われると途端に情緒ある風景として見える。
しかも山道なので町と川を見下ろすように続いているため、常に絶景を見ながら散歩できます。
この日は少し曇って湿度が高かったので、緑の多い哲学の道は厚い草木が呼吸をしているような、しっとりとわずかに重い空気。
少しかすんで見える町や城を見ながら歩いていると、なんだかぼうっとしてしまう。
確かにこの道は考え事をするのにぴったり。
途中にベンチもいくつかあったりして、そこに座ってぼんやりしている人もちらほらいました。
こういう空気感、景色こそがドイツなんだなぁと思いました。
夏もいいけど、冬に来たら全く違う景色でそれもまた素敵だろうなぁ。
哲学の道を下りて中心地へ戻ります。
景色がいいぶん、高い場所にあるので戻るには下らなくてはいけません。
下りは来た道と別の道。
昔からあるんだろうなぁと思わせるいびつな石で作られた細い下り道が延々続きます。
赴きがあってとてもいい雰囲気。
写真のように平らな坂もあれば、ふぞろいの石で作られた階段もある。
ぐるぐる歩いていると、まるで迷路に入ったような錯覚に。
私はかかとの細い靴を履いていたので、歩きにくくてのろのろ。
迷路を抜けたらアイツがいました。
それはみんなの人気者(?)アンペルマン AMPELMANN!!
信号の中で赤くなったり青くなったりしています。
ベルリンだけなのかと思ってたけど、ハイデルベルクにもいました。
でもここだけしか見かけなかったのでラッキー!
私が密かにドイツで楽しみにしていたことがあります。
それは、本屋で好きな作家の本を見つけること。
私の大好きな作家のひとり、ラフィク・シャミ Rafik Schami はドイツ在住のシリア人。
シリアといえば内戦状態で大変な情勢ですが、この人も1960年代に政権に言論活動を禁じられてドイツに亡命しました。
きっと、今のシリアを思って悲しんでいるんじゃないかな…と思います。
なぜなら、彼の作品の舞台はほとんどがシリア。美しく楽しい言葉遣いと細かい描写でシリアの街や村をとてもリアルに、時は幻想的に描き、寓話のようなお話にしています。
声に出して読みたくなるような軽やかな言葉と次々展開されるおとぎ話のような物語。
私は目次を読んだだけで夢中になってしまいました。
そんなわけで、私的にはドイツといえばラフィク・シャミ。
しかも、調べてみたらなんと亡命後にハイデルベルグで化学を学び、博士号まで取っているではないですか。
これは本屋に行かなくちゃ!と意気揚々と本屋へ向かいました。
すると、当然のようにシリーズで何冊もの著作本が並んでいるではないですか!
うれしくて一冊手に取ると、全てドイツ語だった…。
当然なんですけどね。すっかり忘れてたよね。だって日本語翻訳版読んでたし。
でも、読んだことない本もあるし、店員さんに「この本の英語版はありますか?」と聞いてみた。
いろいろと探してくれて(途中から二人で)、「すみません、置いてないです。それに、取り寄せしてもたぶん入荷しないと思います…」という結果。
残念…。
でも、ドイツ文学界では名を馳せているようなのでそれを知っただけでもうれしい。
…と、これを書きながら「ドイツ版でもいいから一冊買ってくるんだった!」と後悔に襲われています。
次にドイツを訪れたら、絶対ラフィク・シャミの本を記念に買って帰る!