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さようならヴィンメルビン

楽しかったVimmerbyの滞在も終了。
今日はまたローカル線と高速列車X2000を乗り継いでコペンハーゲンに戻ります。
10:20Vimmerby発→リンショーピン中央駅 Linköping Cで乗り換え、コペンハーゲンへ。
早めに駅に着いてのんびり電車を待ちます。まだ誰もいません。
写真は撮ってませんが、バスの窓口とちょっとした売店がありました。
ほんと、田舎の小さな駅という感じ。
電車の時間が近づいてくると、次第に人が増えてきた。

駅舎の中に発車時刻と乗り場を知らせる電光掲示板があるんだけど、ホームはふたつだから簡単。
日差しの強いなか私を含めた数組の家族や乗客が待っていると、静かに電車が入ってきました。
おなじみの黒い顔。
それにしてもVimmerbyn滞在中は天気が良かった!
最後の日の夕方から雨が降り始めたものの、Bullerbynから戻ってからだったし、今日の天気も日差しが痛いくらい。
帰りの電車のチケットもネットで購入済み。
もちろん送られて来たチケット代わりのメールには座席が記載されているわけですが、いざ乗り込んでみると女性が座っている。
窓際…窓際予約したのに…。
ローカル線なので、普段わざわざネットで予約する人なんていないんでしょうね。
だから座席の指定なんてあってないようなもの。らしい。
結構がっかり。
数駅後で女性が降りたけど、その向かいに座っていた男性が長ーい足を伸ばしたので移れず…。
それでも外の景色を眺めていたら、緑の丘の上、大きな木の下に鹿がきょとんと立ってるのが見えた。
野性のバンビ!と浮き足立ったものの、窓際じゃないのでいまいちノリきれない。
せつない。

11:39、リンショーピン中央駅に到着。
駅舎のホームへ行き、電光掲示板でコペン行きの乗り場を確認。
11:55発のコペンハーゲン中央駅行きに乗ります。
それにしても、掲示板も全てスウェーデン語。
なんとなく書いてある事はわかるものの、念の為に小さいスウェ英語の辞書で調べながら確認。
私が乗るのは1番線。まさに今いるホームでした。
高速列車、SJ X2000がホームにゆっくり入ってきました。

まさかのダブル・ブッキング

帰りは存分に景色を楽しもう!と意気込んで電車に乗り込む。
自分の席について、あまりの衝撃にちょっと立ち止まった…。
また、壁際の席…!!
行きの時よりちょっぴり壁が小さい気がする。
いやいや、そんな事で喜ぶのおかしい。行きだけじゃなく帰りも壁際席だなんて!
いや~びっくりしました。
そんな私の心中をよそに、既に隣の席に座っていたビジネスマンが「Hi,どうぞ」と笑顔でよけてくれたので、重い足取りで席につきました。
ほんとに、今回は電車の席にツイてない。
今回の旅行は全てが順調で素晴らしいので、ここでバランスをとってるの?
しかも、出発して数駅停車した後、新たに乗車してきた女の子が「そこ、私の席じゃないかな?」と言ってきました。
そんなわけないでしょ。と自分のチケットを確認。…合ってる。
女の子のチケットを見てみる。…合ってる…。???
仕方がないので、駅員さんのところへ行くと「ちょっと待ってくださいね。確認してみます」と言ってどこかへ電話をかけた。
その後「席に行きましょうか」と言って一緒に席に戻ってみると、女の子は”私の”席に座って誰かと携帯で話していた。
座ってんのかよ!!とむっとしていると、駅員さんが女の子に何か話した後、女の子が携帯を渡して、駅員さんが電話の相手と話し始めた。
全てスウェーデン語で行われているため、さっぱり状況がわからない。 ただひとつわかったのは、電話の相手は女の子のお父さんということ…。
駅員さんが電話を切ると、女の子に”私の”席の前に移るよう促した。
そして私に「あなたはこの席で大丈夫ですよ。すみませんでした。」と言った。
いや、むしろ、私がその前の席がいいんですけど…と言いたかったけど、口を挟めない雰囲気だったので(スウェーデン語だったし)ちょっとがっかり。

食堂車でランチ

この事件のあったのがお昼の12時過ぎ。
ちょうどお腹が空いていたので、駅員さんに「食事を予約したんですが、どうしたらいいですか?」とついでに聞いてみました。
ネットで席を予約した時に、ついでに食事も予約しておいたんです。
でも、その食事がサーブされるのか自分で食堂車に行くのかわからなかったので、聞いてみました。
「それなら食堂車でスタッフに言ってもらえれば、ご用意があるので食べられますよ。食堂車はあちらです」
と親切に教えてくれました。
食事はいくつかあって選べるのですが、あえてラザニアを選択。
食堂車へ行くと、レジの中に男性が二人いました。
チケットのプリントアウトを見せて「食事を予約したんですけど…」と言うと、一人が「わかりました、ちょっとお待ち下さい」とレジの後ろの小さな冷蔵庫から食事のパッケージを取り出した。
「はい、ラザニアですね。向こうにある電子レンジで暖められます。使い方はわかりますか?わからないなら私がやりましょう。あなたは座って待っていて下さい。」と言ってくれた。
セルフサービスが当たり前のスウェーデンで私もそれに慣れていたので、素敵な笑顔でてきぱきと対応してくれるこの男性に小さく感動。
しばらくして私の食事の暖めが終わったみたいだったけど、お客さんがレジに並んでいてさっきの男性は手が離せなそう。
そこで男性に「私の食事は、もう取り出しても大丈夫でしょうか?」と聞いてみたら「あぁ、たぶん…」と言うので自分で取りに行ってきました。
すっごい熱い~。席について食べてみたら、日本のレトルトのラザニアと変わらない。
それなりにおいしかったので満足~。
食べている途中から食堂車に人が増えてきて、食べ終わる頃に「すみません、相席してもいいですか?」と男性が食堂車で買ったランチボックスを手にやってきた。
もしろん、どうぞ、と答えて、少しまったりしてから「Enjoy your meal」と言って席を立ちました。
もうちょっと食堂車で外の景色を眺めていたかったけど、食事時だったので仕方ない。

コペンハーゲン再び

15:20頃、コペンハーゲン中央駅に到着。
16時頃にホテルの前で友達と待ち合わせ。
今回も同じくOmena Hotel。
少し早く着いちゃうけど、入り口で待ってればいいや、と思って中央駅の出口へ向かったら、ものすごい雨が降ってた。
傘はスーツケースの中。この雨の中、ホテルの外で待つのは無理。
それどころかホテルまで歩くだけでびしょぬれになりそう。
友達の携帯に電話をして、中央駅で待ち合わせすることにしました。