今回は一ヶ月の滞在ということで、節約のためあまり外食はしませんでした。
スーパーで食材を買ってサンドイッチを作ったり、出来合いのお惣菜で済ませたり。
ホスト宅では奥さんの作った料理をごちそうになったりしました。
そんな食べ物の記録、おうち編。
まず、旅行者にとって一番便利なのはコンビニの総菜。
最近はスウェーデンのコンビニ、セブンイレブンやプレスビロンPressbyrånで日本と同じくサラダを買えます。
しかも、ドレッシングは別売りなので買い忘れないように。
日本と違うのは、サラダの容器にフォークが付いてること。もらい忘れがないのでほんとに旅行者向け!
コンビニではパンも売ってるので、足りなそうならパンも買えばいい。
他にサンドイッチも買えます。夜遅く着いたときなどはお店が開いてないからほんとに便利。
ちなみに写真のサラダは鶏肉とベーコンのサラダ。サンドイッチはチーズとハム。

コンビニの他に便利なのは中央駅の中のカフェや売店。
中央駅にはコンビニもあるけど、軽食を買えるカフェや売店もあるので便利。
"UPPERCRUST"というお店でサンドイッチを購入。チーズとトマトのサンドイッチ。
同じお店で三角サンドイッチも購入。こちらはスモークサーモンとワサビソース。
ワサビソースにそそられて買ってみましたが、おいしかった〜。
ホテルの近くにはスーパーWilly'sがあったので助かりました。
サラダや総菜も売ってますが、やっぱり毎食となるとお金がかさむ。
パンとハム、チーズ、野菜を買って部屋でサンドイッチを作ってました。
ハムとチーズがおいしいので、これだけでじゅうぶんおいしいのです。
特に袋入りのほうれん草は重宝した!洗ってあるのでそのまま使えます。 (たまに土が付いてたりするので念のため確認したほうがいい)
22kr、340円くらい。一袋で3〜4日いけます。
このパンはふわふわしてて甘みがあるので日本の食パンに近いかも(もっとおいしいけど)。
ちなみに部屋に冷蔵庫はなかったので、部屋の隅っこに置いてました。

別のスーパー、Co-op Konsumにはサラダバーがあります。
プラスチックの容器に好きなだけ入れてレジに持って行くと重さで金額が出る。
たまにがっつり食べたいときはあれこれ自分の好きなものだけ入れて買ってました。
もちろんレタス、パプリカ、ブロッコリ、にんじんなどの野菜の他に、豆類、フライドポテト、チキン、シーフード、など種類が豊富。
驚いたのは、”Surimi"という名前でカニカマもあったこと。最近ヨーロッパで人気らしいです。
ドレッシングも数種類あり、フォークも置いてあるので旅行者は助かる!
写真の盛りで42.37kr。約670円。東京のデパ地下でもこれくらいの値段かな。
時々、朝ごはんに食べていたのがこれ。ドライフルーツとナッツ付きのカッテージチーズ。
スプーンも付いてたのでこれだけで食べられるのかと思って買ったら特に味付けもなにもなく、これだけで食べられなかった…。
そこで、パンに乗せて食べてみたらおいしくて朝ごはんにぴったり。

クネッケブロードはスウェーデン独特のパンで、板状の固いパン。
市販もされてるけど、焼いたものは比べ物にならないほどおいしいのです。
で、お気に入りのパン屋さん『bröd o. mer』で見つけたのがこのクネッケ。(写真左)
パン屋のおねえさんは「うちのオリジナルなので伝統的なものじゃないんですけどね~」と言ってましたが、 ナッツやミューズリがふって香ばしく焼き上げられたパンはパリッと割れて、口に入れると香ばしさと岩塩のうまみのあるしょっぱさが絶妙!!
他の食事パンも外はパリッ、中はふんわり。おいしくて文句なし!
ホスト宅は奥さんがムスリムのため、アパートメントへの豚肉の持ち込みは禁止。
ところが、ある日私がランチを作っていると、奥さんが「ベーコン使うなら冷蔵庫にあるよ」と言う。
ベーコンって豚肉じゃなかったっけ…と不思議な顔をしていたら、なんとターキー(七面鳥)のベーコンなんだそう。
レンジでチンしてみた(フライパンで炒めると洗うのが面倒なので私はいつもレンジ調理)。
豚肉ベーコンより脂が少ないからか、たんぱくでおいしい!!
12,95kr。約200円。
サラダに入れたり、サンドイッチにしたり、使いやすくておいしいので重宝しました。
ターキーベーコンを開けたのでラップでくるんで冷蔵庫にしまおうと思い、ラップある?と聞いたら、「あるけど何に使うの?」と聞かれました。
ベーコンをフタしようと思って、と言うと「それならラップじゃなくて袋だよ」と、ビニール袋とクリップを渡してきた。
引き出しの中を見るとラップと3種類の大きさのビニール袋が並んでる。
ビニール袋もラップと同じようなパッケージで、一枚ずつ切って使う。
スーパーのビニール袋みたいな感じです。
で、引き出しの中にはクリップもたくさん入っている。
スウェーデンの家庭はみんなそうなのかホスト宅だけがそうなのかわかりませんが、ラップよりビニール袋のほうがよく使ってた。
確かにこのほうが汚れないし便利かも。
ホスト宅でよく食べたのがサラダ。
もともと野菜好きなので、野菜が食べられないとものすごいストレス。
袋入りほうれん草と袋入りミックスレタスは冷蔵庫に常備して、カリフラワーやブロッコリを買って茹で、冷蔵庫に。
これだけだと物足りないので、ターキーベーコンやゆで卵を入れてみたり。
スーパーでドレッシングを買う楽しみもあります。
でも、意外にドレッシングの種類が少ない。日本の方が多いし、おいしい。
お店で食べてもいつも思うけど、ドレッシングがおいしい店って少ない。
味付けが薄かったり、量が少なかったり。
イタリアンドレッシングを買ってみたけどイマイチだったので、次にVitlök(にんにく)のドレッシングを買ってみたらこっちはおいしかった!
でも一番好きなドレッシングは、Konsumのサラダバーにあったörtvinaigretteというハーブのドレッシング。
サラダバーだと一回分しかないので、大きいボトルをKonsumとWilly'sで探したけど見つからなかった。
Co-op konsumでトウフを見つけたので買ってみました。
24,90kr、約390円。さすがに高い。
ちなみにベジタリアンコーナーにありました。
ちょっと食べてみたら、日本の木綿豆腐と同じ!
まさかこのクオリティで売られているとは思ってなかったのでびっくり。
サラダに入れて食べようと思ったけど、これなら冷や奴でも食べれる。
ネギの代わりに冷蔵庫にあったスプラウトを乗せてみたけど、ホスト宅にあったソイソースが微妙にしょうゆじゃなかった…。
でも豆腐がおいしいから良し。
スーパーで即席ラーメンを見つけたので買ってみました。
チキン味。
チャーシューはないので七面鳥のベーコン。
冷蔵庫にブロッコリがあったので入れてみた。
ホスト宅はなぜかレンゲはあるけどお箸はなかったのでフォークで。
(レンゲはIKEAで買ったらしい)
子供の頃に食べたラーメンの味!なんだか懐かしい〜。
ちょっと茹で過ぎましたけど、ラーメンにはうるさくないので満足。
おいしかった!
ただ、今まで知らなかったけど、フォークでラーメンって食べづらい。
北欧に旅行したときは、スーパーでパプリカを買ってホテルの部屋で生のままぼりぼり食べます。
単純においしいからというのと、野菜不足の解消に。
パプリカはスウェーデンではトマトみたいにとても一般的な野菜。
どこのスーパーでも山盛りで売ってます。
今回Willy'sで見つけたのが写真のスナックパプリカ。
19,90kr、約310円。普通のパプリカ3個で14kr(220円)くらいだから結構高い。
普通のパプリカよりも小さめで食べやすい。
やっぱり私みたいにそのままぼりぼり食べる人が多いんだね!
しかもレジで並んでいる時、後ろのおじさんに「そのパプリカいくらだった?」と聞かれた。
これはかなり需要があると見た。
スウェーデンも冷凍食品が豊富。
インドカレーの冷凍食品を購入してみました。28,50kr、約450円。
チキンとズッキーニ、ブロッコリ、レーズンの入ったカレー。
パッケージの写真にごはんが見えたので、冷凍食品のごはんのクオリティもチェックしてみたかったというのもある。
ちなみにパッケージには「Mild」とも書いてありました。やっぱり辛いのが苦手な人もおおいのかな。
レンジで6分。
思ってたよりおいしかった!
ごはんの水分もほどよかったし、やっぱりカレーはハズレがないのかも 。
この前に買ったスーパーのパスタより断然おいしい。
あのパスタは見た目がおいしそうだっただけに残念度もひとしおだったな…。
ホスト宅は奥さんがマレーシア人のため、常にお米が常備されていました。
炊飯器はマレーシアから持ってきたらしい。
私も時々ごはんを食べる事ができて嬉しかった。
お米は人気があるらしく、小さなスーパーでもかなりの量のお米を売ってます。
写真に写っている棚は全て米!
詳しく見てないのでわかりませんが、いろんな種類がある。
種類と言っても日本のように「コシヒカリ」とかの品種や新潟産などの産地ではないと思う。
ホスト宅にもいくつかの種類のお米があり、普通の米、ブラウンライス、ジャスミンライス 。
私はかために炊いたごはんが好きなので、ブラウンライスはおいしかった。
アジア料理は人気があるから、スウェーデン人も時々作るんでしょうね。
ドイツに留学している友達いわく、持ち寄りパーティのときに手巻き寿司や巻き寿司を持ってくと言ってました。
「日本人だからね、スシを期待されるんだよね…」だそう。
ホストファミリーの夫君の好物だというフィッシュケーキを作ってくれました。
作ったというか、あっためればいいだけの状態で売ってるみたいですけど…。
じゃがいもを茹でて添えればスウェーデンの伝統料理のできあがり~。
初めて食べたけど、はんぺんのようなかまぼこのような。
白身魚をすり身にして丸く固めたものなので、日本人にとってはなじみのある味。
ただ、ホワイトソースで和えてるのがちょっと違和感かな…。
今度機会があったらしょうゆか甘辛煮で食べてみたい。
スウェーデンの料理といえば、にしんの酢漬けも有名です。
ホテルによっては朝食に用意されていたり、スーパーにもあるし伝統料理のひとつ。
普通の酢漬けの他にマスタードやカレーなど種類もいくつかある。
以前ホテルの朝食に並んでいたので、いくつか試しに食べてみたのですが、私はダメでした…。
もともと生魚が苦手なのもあり、生臭さも食感も味も全部ダメ!
おいしいと思えなかった。
その後何度か見かけるたびに食べてみたけど、どうしてもおいしいと思えない。
今回、その話を奥さんにしたところ「このマスタード味のはおいしいよ」とおすすめしていたため、試しに少し食べてみました。
奥さんがおすすめしていたように、パンにバターを塗り、にしんを乗せて食べてみた。
…今まで食べたものとの違いがわからない。
やっぱり無理!
ホストファミリーの夫君の好物、Nyponsoppa。
Nyponはローズヒップのこと。ローズヒップのスープです。
昔からあるそうで、夫君も子供の頃から飲んでたらしい。
ローズヒップというと、すっぱいイメージがあったので、ハイビスカスティーが苦手な私はあんまりおいしそうだと思えなかった。
でも、昔からあるというし、夫君がおすすめしているし、スウェーデンの暮らしを知るには試してみないとわからない。
マグカップに少し作ってもらった。
さらに夫君は「ほんとうは甘くない生クリームを落とすとおいしいんだけど、牛乳にしてみる?牛乳の方がさっぱりしてるけど同じくおいしいよ。」と言う。
すっぱいスープに牛乳!?
味が全くイメージできないけど、少し牛乳を入れて飲んでみた。
おいしーい!
少しとろみのあるスープで、味はそんなにすっぱくない。
牛乳が入っているのでよりマイルドになっておいしい。これは冬に飲みたくなるスープ。
おすすめ!
滞在最終日の夜、偶然なのかどうなのか、ホストの夫君の友達を招いて夕食会が催されました。
ゲストは美男美女の夫婦一組と女性ひとりの3人。全員夫君と高校時代の同級生だそうです。
この顔ぶれから、おそらく夫君の快気祝いかと思われます。
彼らが来る数時間前から奥さんと夫君がキッチンで格闘。
今夜はスウェーデン料理ということで、ポテトのクリームグラタン、サーモン、アップルパイというメニュー。
ちょこちょこ見学していたのですが、奥さんがポテトとホワイトソースを和えながら「本当は、ここにいろんなスパイスを入れたいんだけどねぇ…」とつぶやいてました。
身近な友達を呼ぶのに、ちょっとテーブルを飾ったりして驚いたけどふたりとも慣れた感じでセッティング。
こういうところが生活習慣の違いというか、文化の違いなんでしょうか。

焼き上がったポテトグラタンとサーモンがおいしそう〜!
大きいからなおさら美味しそうにみえるのかな。
日本では一人ぶんの料理をよそって出すけど、こちらでは大皿で作ってそれぞれが自分にお皿によそる。
この方法は慣れるまで「どれくらい取ればいいの?」とよくわからずどぎまぎしてた。多過ぎると迷惑だし、少な過ぎると失礼かな…とか。日本人なのでね。
ポテトグラタンもサーモンもおいしい〜!!
糖尿病の夫君向けのレシピにしているらしくポテトグラタンはお店で食べるのよりもあっさりしてるし、サーモンは肉厚でほくほく。
デザートのアップルパイは糖尿病の夫君のための奥さんのオリジナルレシピ。
リンゴとミューズリ、シナモン、小麦粉と人口甘味料などを混ぜてオーブンで焼く。(順番があったような…)
大皿から好きなだけよそってアイスクリームを添えていただく。
ラズベリー、オレンジバニラ、チョコといくつかアイスの種類があったけど、私はオレンジバニラ味との組み合わせが一番好き。
シンプルなのにめちゃめちゃおいしかった!

19時からのんびりり食事して、食べ終わった後もおしゃべりして2時間くらい経った頃、リビングに移動してワインを飲みながらさらにまったりおしゃべり。
夫君とその友達の男性はインディーズレーベルを持っているらしく、音楽話で一通り盛り上がり、夜の23時過ぎにお開きになりました。
最後の最後に、とても楽しい夜に参加させてもらいました。