SGS 学生のためのアパート

スウェーデン人のお宅にホームステイする前の、ヨーテボリに着いて最初の一週間はホテルに宿泊しました。
学校に行くだけでも緊張していて気持ちがぱんぱんなのに、着いてすぐホームステイしたらその家族に気を使ったりで勉強どころじゃなくなってしまう。
もー学校でも家でもくたくたなんてそんなの困るので、とりあえず一週間はじっくりと学校に慣れる事に集中します。

宿泊料金の高いスウェーデン。
ホステルでも結構高い。
そこで見つけたのがSGS studentbostäderという学生向けの宿泊施設の姉妹ホテル、SGS veckobostäderというホテル。
6泊で2440kr、約39,000円。これでもかなり安いほう。
ところがwifiは別料金なので、wifiを申し込むと6泊分で250kr、約4,000円追加で約43,000円。

さらに、うっかりしていて本当は7泊ぶんの予約をしないといけないのに6泊で予約してしまいました。
全く気づいていなかったので、学校から帰ったらホテルから「チェックアウトしてませんよね?」とメールが来ていて衝撃。
すぐに受付まで走り、一日延長してもらいました。wifi込みで150kr、約2,350円。
なんだか、やたら安い気がするけど、高いよりはいいか…。
というわけで、7日分で合計2,840kr、約45,350円でした。

オフィシャルサイトで予約をしたのですが、受付が19時で閉まってしまうのでそれ以降の到着の場合はチェックイン日の前に連絡してくださいと書いてある。
私はヨーテボリ到着が22時くらいになるためあらかじめ連絡したところ、部屋の鍵の受け取り方とパスワードが載ったメールが届きました。
そこに書かれた『鍵の受け取り方』がよくわからない。

鍵を受け取るための番号があり、受付の外の正面にあるキーパットで番号を押すと鍵が入ったカプセルが出てくる。 鍵と説明書を取り出し、カプセルは脇の方にある返却ボックスに入れる。
このカプセルの処理の記述がよくわからなくてまいった。
実際には、受け取り口から数メートル離れた壁に返却口があり、そこに入れればいいだけだった。
ちなみにカプセルに入っていた説明書にはwifiのパスワードも記載されています。

このSGSという施設、かなり広くて建物も多い。
後日受付に行ったら、学生向けアパートと一般のアパートの受付が別に設けられていたので学生以外の住民もいるみたい。
受付に用事がある場合は注意。
私の部屋はそんなに遠くない場所にあったのですが、そこまで階段が多くて重いスーツケースを持っていると結構大変。
部屋のある棟に着いて、棟の入口で鍵をかざすとロックが開きます。
私の部屋は3階だったのですが、エレベーターがないので大きな荷物を持ってる場合は覚悟が必要。
部屋はもともとツインルームなので広くてデザインもシンプル。
ただ、床がコンクリ。部屋も広いからか、やけに寒い。
暖房(窓下にあるヒーター)を最大にしても寒い。
寝る時も少し寒くて困ったけど、考えてみれば幸いツインベッド。
もう一方のベッドのふとんもかけて寝ました。
それと、クローゼットの上の扉を開けたらブランケットが入ってました。
勉強のとき、椅子が固くて冷たかったのでこれは椅子にかけて使ったら、だいぶ快適に。

バスルームも広くて使いやすかった。
でもドライヤーがないので、乾燥しているとはいえ長髪の私には厳しかったです。
タオルドライと自然乾燥で乾かし、朝はコテで寝グセを直していたのですが、なかなかうまくいかなくてボサボサ。
それと、予想外だったのはアメニティが何もなかったこと。
シャンプー、せっけんなど何もなかった。
仕方がないので翌日シャンプー、コンディショナーを買いました。(せっけんは持ってた)
このあたりの地区は住宅地なのですが、SGSの他にホステルやB&Bなどもあります。
家族や学生が多く、観光客はあまりいないかなという感じ。
ホテルの最寄り駅は52番のバス、"Utlandagatan"から徒歩10分くらい。
ちなみに乗り場は道を挟んでAとBがあり、学校などの中心地に行くときは手前のAから乗ります。
途中にはスーパーWilly'sがあるのでとっても便利。
ホテルは朝食がついてないので節約のためにもスーパーがあるのは助かる。
学校はJärntorgetにあったので、バスでValand駅まで行き、トラムへ乗り換えて学校まで約20分くらい。
ちょっと面倒だけど、宿泊代が安いからこんなもんかな。
このホテル、長期滞在型なので部屋の掃除などは一週間に一度。
ゴミ箱もないので自分で捨てます。
部屋の机の上に説明が書かれたファイルが置いてあります。
ゴミ捨て場は少し離れた場所にあるのですが、スウェーデンらしく細かく分別しないといけません!
缶、ビン。新聞や雑誌、チラシ類。プラスチックのボトル、容器。紙袋。
ゴミ箱にイラストや写真がついているのでわかりやすいです。
スウェーデンはギョギングをしている人が多いのですが、走るついでにぽいっとゴミ捨てをしていたりします。
生ゴミは紙袋に入れてコンポストへ入れるのですが、ゴミ捨て場とは別の場所にあるのでわかりずらかった。
でもこういうのは住んでいるみたいで楽しいし、分別の仕方などを勉強できるのはいい。
キッチンはそれぞれの棟にひとつあります。
他の棟は一階や二階にあるのが外から見えるんだけど、私の部屋の棟はぱっと見どこにあるのかわからない。
暖かいお茶を飲みたかったのでレセプションに聞いてみたら、4階にあるそう。
わざわざ4階まで行くのが面倒なので使いませんでした。

ランドリールームは一階にあるのですが予約制。
外国の洗濯機の使い方がわからないのと、翌週にはホスト宅に移って洗濯ができるのでこれも使いませんでした。
スウェーデンは乾燥しているので、下着やカットソーなどはシャワーの時などに洗ってしまい、 タオルで水気を吸い取ってからバスルームなどに干しておくとたいてい一晩で乾きます。

長期滞在ホテルらしく、部屋には大きなクローゼットがあり、全身鏡もあったので嬉しかったです。
スウェーデンのアパートの多くはコの字または口の字の形で建物が建っていて、中庭があります。
このSGSは一種の集合住宅地のため、私の部屋がある棟はスウェーデンの典型的なアパートメントの形でした。
滞在したのがちょうど紅葉の時期だったので部屋の窓からの景色が最高で、時々見とれてました。
中庭にはバーベキュー台があり、夏にはバーベキューもできるらしい。
周りにも緑が多く、静かで落ち着いた地域です。

ちなみに、受付の近くに雑貨屋とカフェ(ダイナー?)がありました。
雑貨屋は生活用品からちょっとした食品も売っているようです。
バス停からの帰り道に安売りのスーパーがあるので、ここを利用する機会がありませんでした。

チェックアウトはチェックインの鍵を受け取ったときにカプセルを入れた場所に鍵を入れるだけ。
受付の数メートル離れた壁に返却口があり、そこに鍵を入れればいい。
とっても簡単。