お家でごはんを食べましょう

キッチン付きの物件に泊まるいいところは、節約とあたたかい料理を食べられるところ。
今回のアパートは一人暮らしだったのですが、キッチンにはいろいろな道具揃っていて、以前宿泊した人が置いて行ったのか調味料などもあったので助かりました。
家で料理をしたりお茶やコーヒーでくつろいだり、そんな当たり前のことが楽しい。
※金額は2015年8〜9月当時のレート(1kr=15円)です。

スウェーデンで朝食を

よく食べた朝ごはんはこんな感じ。
黒いパンにチーズとハムを乗せたサンドイッチ。
Risfruttiとパプリカ。
よく驚かれますが、パプリカは切らずにこのままかじります。
ボリボリと。
グラム売りですが、ひとつでだいたい15〜30円くらい。安い!
Risfruttiは、お米のポリッジみたいなもの。
一個8,95kr(約135円)。
もったりした、少し甘めのおかゆという感じです。
日本人としては甘いおかゆってまずそ〜と思ってしまうのですが、これが美味しくてハマりました。
あとお茶。
朝ご飯のときはコーヒーは飲まずにお茶かお水。

北欧に来たらまずヨーグルト

ブルーベリー味の飲むヨーグルト。
飲むヨーグルトはYoggiが一番メジャーなブランドです。
ヨーグルト自体も濃厚だけど、ブルーベリーの味が濃くてほんとに美味しい。
北欧のヨーグルトを飲んだり食べたりすると、日本で食べた(飲んだ)ときにとてもがっかりします。
日本のヨーグルトは薄い…。
それくらい、本当に飲むヨーグルトなのか?と思うほど濃厚でもったりしています。
最後の方はもったりしていて飲めないのでスプーンで食べます。
パッケージが日本の飲むヨーグルトに似てるから私の思い込みかな?と思ってましたが、 テレビCMでこのパッケージのヨーグルトをごくごく飲んでたので間違いないみたい。

旅行に行く少し前にマイブームだったのが、ドライマンゴー入りヨーグルト。
ヨーグルトにカットしたドライマンゴーを入れて一晩冷蔵庫に置くと、マンゴーがヨーグルトの水分を吸って戻り、ヨーグルトが濃厚に。
これが美味しくてハマっていたのですが、もともと濃いスウェーデンのヨーグルトでやったらどうなるんだろう?と興味がわき、やってみました。
しかも、より濃厚なトルコヨーグルトで。500gで19,95kr(300円)。
このトルコヨーグルト(左)のパッケージセンスはどうなのか…。とりあえずとっても濃厚です。
一晩漬けてみたら、もともと濃厚なのであまり変わらず。
でもクリーミーでとっても美味しくて、これもあっという間に食べちゃいました。
あぁまた食べたいな。

とりあえず、スパゲティ

滞在中によく作ったのは、野菜炒めとスパゲティ。
野菜炒めは日本でもよく作っていてごはんに乗せて食べてました。
スウェーデンではお米が高いし鍋で炊くのも面倒なのでスパゲティで代用。
野菜はトマト、たまねぎ、なす、ズッキーニ、マッシュルームなど。
美味しいんだけど、味が薄かった。
日本では醤油を入れてたのでそのせいかと思ったけど、野菜そのものの味が野生的というか薄いので、炒めてもあまり味がでないみたい。
日本の野菜は味が濃いんですね。私が子供の頃は日本の野菜もスウェーデンと同じような味だったんだけどな。
野菜をバターで炒めたり、冷蔵庫にあったトマトペーストを加えたら味が整って美味しくなりました!
ちなみに使ったのはGarant EKO のパスタ。パッケージがかわいくてつい選びました。

黄金のきのこ、カンタレラ


北欧では、夏から秋にかけてきのこが旬。
そのなかでも一番人気のキングはカンタレラ。映画『かもめ食堂』でも登場したこの黄金のきのこ。
スーパーで見かけたので少し買って、バターで炒めてみました。
クラスメートのエストニア人も「やっぱりこの時期はカンタレラだよね。バターで炒めるとほんと美味しいんだよ」と言っていたとおり、本当に美味しい!
味が濃くて、うまみがぎゅうっと詰まっている感じ。
これは美味しい。
北欧に住んでいたら、夏にこれがスーパーに並びはじめたらウキウキするだろうな〜。
ある日、スーパーでパスタソースを探していて見つけたカンタレラスープの素。
カンタレラが美味しかったので、スープの素ならパスタソースになるかも、と買ってみました。
9,95kr(149円)。
タマネギの千切りを炒めて、スープの素を少なめのお湯で溶いて加えます。
弱火でゆるゆる混ぜているとすぐにもったりしてくるので、茹でたスバゲティを加えて和えるだけ。
これだけなのに、予想よりもはるかに美味しくてびっくり。
これをまた味わいたくて、お土産に買って帰りました!
小さくて軽いし安いし、お土産にぴったりですね。

お肉が食べたくなったのでベーコンか何か買おうとスーパーに行ったところ、挽肉が目にとまりました。
試しに、牛と豚のあいびき肉を買ってみました。
いつもの野菜炒め(トマト、なす、タマネギ、ズッキーニ)に加えて炒めてみました。
スバゲティに乗せて食べてみたら、絶品…。
野菜だけだとラタトゥイユみたいなのですが、挽肉を入れると一転ミートソースに変身。
こんなに簡単なのに、こんなに美味しくなるんですね!
日本ではやったことがなかったのですが、これからやってみようと思います。

ご近所スーパーと青果屋さん

アパートから徒歩5分のところにあるスーパーがHemköp(ヘムショップ)(左)。
集合住宅地から一番近いスーパーなので、常に人がいます。
でも混んでいるわけでもなく、レジ2台に2〜3人並んでいる感じ。
スーパーに行って気づいたのは、平日の夕方でもお客さんの割合は男女半々、同じくらいなんです。
子育てから家事まで、本当に平等なんだなぁと実感。
スーパーにはお惣菜売り場もあるので、出来合いのお惣菜を量り売りで買う事も出来ます。
野菜や果物も売っていますが、種類はそこそこ。
あまり野菜を食べない人ならじゅうぶんな種類と量です。
でも、いろんな種類の野菜を食べたいなーというときは、すぐ近くにある青果屋さんに行きます。
4 Frukt(フォー・フルクト)はチェーンの青果屋さん。野菜や果物がメインで、ちょっとしたお菓子や生活用品も少し置いています。
タマネギはあると便利なのですが、日本で言うタマネギを常に置いているのはこちらの青果屋さん。
でも、ここなら何でもあるというわけでもなく、ナスを買いに行ったら青果屋にはなかったけどヘムショップにあったりとか。

スーパーのヘムショップで買った豆のサラダはぴりっとスパイスが利いて味がしっかりついているので何かと使えます。
豆のサラダにほうれん草の葉を添えてサラダに。(左)
これにパンひとつでOKです。
別の時にはちぎったレタスを加えてみました。(右)
ちょっと物足りなかったので、クネッケも。

ラップサンドイッチ


料理するのも出かけるのもめんどうな時や時間がない時はコンビニでサンドイッチを買います。
特にラップサンドイッチが好きなので、たまに食べたくなる。
こちらはPressbyrånで買ったキチンのラップサンドイッチ。
サンドイッチでも重くなく、お腹もいっぱいになります。

スウェーデンのおやつ、FIkaのおとも。


スーパーで買ったクッキー達。
左はICAで買ったもので、ヘーゼルナッツのクリームがサンドしてあるクッキー。
右は確かHemköpで買った、片面にチョコが塗ってあるクッキー。
どちらもサクサクして美味しかった〜。
たまーにこういう甘い物を食べたくなるのですが、気分にぴったりだったのか、食べ始めたら止まらず…。
同じようなものは日本にありそうでないんですよね。
IKEAか輸入食品店に行けばあるかな?

大好きデニッシュ

スーパーのパンコーナーには、デニッシュ系の甘いパンも並んでいます。
スーパーのデニッシュとはいえ、全部おいしいので買うときは悩みます。
クリーム系のも美味しいですが、さっぱりしたのが食べたいときはこれ。
ピーカンデニッシュ。
ナッツの香ばしさとカラメルの甘さ、サックサクのデニッシュ生地がぴったりで美味しい!
日本のデニッシュは油分が多くてサクサクしていてもベタベタしたものが多いですが、スウェーデンのデニッシュはさっぱりしててあんまり甘くないんです。
だから具が甘くてもぱくぱく食べられます。
スウェーデンのドーナツは、ふわふわが主流です。
冬になるとドーナツの屋台が出て、作りたてのドーナツはあたたかくてふわふわしていてそれそれは美味しいのです。
スーパーのドーナツも作りたてではないけどふわふわで、意外と美味しいので私は好き。
こちらは近所のスーパー、Hemköpのドーナツ。
中にもチョコクリームが入っています。
それでも甘過ぎず、美味しい。
パンコーナーに並んでいます。
スウェーデンのクリームパン画像 これはパンの真ん中にクリームが入った、スウェーデン流のクリームパン。
こういう甘いパンもたまに食べたくなります。
スーパーの甘いパン売り場では時々セールをやっていたりします。
対象のドーナツ3個買うと10kr!(150円)とか。
ひとつ50円ですよ。
ひとつ買おうと思ってスーパーに行ってセールをやってたりすると、ついついたくさん買っちゃうんですよね〜。

便利なプレスコーヒー


こちらはコーヒーセット。全部キッチンの棚にありました。
北欧ではよく使われているプレスコーヒーです。
プレスコーヒー用のコーヒーを入れてお湯を注ぎ、しばらくしたら上の取っ手をぐーっと押してコーヒーの殻を下に押し集め、コーヒーをカップに注いで飲みます。
粉のインスタントより美味しいし、ドリップみたいにめんどくさくないので好き。
プレスコーヒーはコーヒー以外にお茶にも使えます。
茶葉が広がる様子が見れて楽しい。
冷蔵庫にはコーヒー用の牛乳が入ってました。
ミニテトラパックの三角牛乳は、少量ずつパックされているのであまり牛乳を飲まない人には便利ですね〜。

お魚が食べたい!


スーパーHemköpには店内に魚や肉、チーズの量り売りのコーナーがあり、ここで調理済みのお惣菜を売っています。
日本のスーパーが普通の日本食をお惣菜で売っているのと同じく、スウェーデンらしい食べ物を買うのにぴったり。
にしんのフライと、ディルクリーム和えのじゃがいもを買ってみました。
結構大きいけどこれで20kr、約300円。(1kr=15円)安い!
ニシンは酢漬けのタマネギが少しついていて、ニシンにも味がついているのでこのままでもじゅうぶん美味しいです。
じゃがいももマヨネーズと違ってさっぱりしています。
こういうスウェーデンらしい食事も楽しい。
ちなみに買った時に入れてもらったプラスチックの器は電子レンジOK。
これは使える!と洗ってとっておき、野菜炒めをこれに入れて冷蔵庫に保存したり、そのまま電子レンジであたためたり、重宝しました。
スーパーHemköpの前を通りかかったら、魚屋さんのトラックが出ていました。
HemköpのLinnégatan店はスーパーの前に魚屋さんのトラックが店を出します。
ここでは調理済みのお惣菜も売っているので、スウェーデンらしい食べ物を買うのにぴったり。
これはサーモン。
既に調理済みということなのでレンジであたためて食べました。
肉厚ほくほくで美味しかった!
北欧で魚料理を食べてそのボリュームに慣れると、日本で魚料理を見たときにがっかりします。

いちじくトリオ

私は日本ではあまり果物を食べませんが、スウェーデンではよく食べます。
日本の果物はたいてい甘過ぎて好きじゃないんです。体に悪いし。
そんな果物の中でも好きなもののひとつ、いちじく。
スウェーデンの青果屋さんで見つけたいちじくはこぶり。
しかもひとつひとつ紙が敷かれていてまるでケーキ屋さんのケーキみたい。
こぶりでも味は日本と同じいちじくの味。美味しかった!
ちなみに、他にスウェーデンで食べる果物は、りんご、バナナ、洋梨、ブルーベリーなどです。
スウェーデンのサッカー界のスーパースターと言えば、Zlatan(ズラタン)。
フルネームだとズラタン・イブラヒモヴィッチ。
彼はサッカー界のみならず、スウェーデンで知らない人はいないんじゃないかと思うほど有名です。
自伝本なども出版したりCMに出演したり、サッカーだけでなくいろいろしているようです。
そして見つけたのが、スポーツドリンク、VITAMIN WELLシリーズのZlatanプロデュース!
ボトルにもサイン入り。
飲んでみたら、ポカリを薄くしてシトラスを少し加えた感じの味でした。
美味しかったです!

スーパーのグッド・デザイン

最後に、ヘムショップで見かけたグッド・デザインのパッケージをご紹介!
普通の食料品などでもなかなかのグッド・デザインが多いのですが、ひときわ目を引くのはGarant EKO の商品達。
Garantというメーカーの、エコロジカル・シリーズのパッケージがすごくかわいいんです。

左写真は製菓用のチョコレート。左3つがGarant EKOのです。かわいい~。
右写真はオートミール。 スウェーデン人はオートミールが大好きみたいで、パンやミューズリ、ヨーグルトのフレークなどいろんなものに使われています。
ダークブラウンのはSaltå Kvarn の商品です。こちらもレトロでかわいいですよね。

左の写真はパスタコーナー。
このパステルカラーのセンス! しかもよりどり3つで35kr(約525円)!
本気で買おうかと迷いましたが、あと一週間で食べきれるか微妙だったのでやめました。
右の写真は洗剤みたいなパッケージですが、なんとクスクスとお米♪
  上段はクスクスで、下段がお米。
かわいいパッケージだと、ついつい、ちょっと高くても手がのびてしまう。
ここんちのデザインでキッチンを埋めたら、かわいいだろうなぁ…。

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