ストックホルムのバナー画像

2日目:グスタフスベリへ行ってみた

今回、ストックホルムで行きたかった場所のひとつが、Gustavsberg グスタフスベリ
8年くらい前にストックホルム国立美術館でスティグ・リンドベリの回顧展を見て感動して、いつか行ってみたいと思ってました。

陶磁器の町、グスタフスベリ

土曜は博物館が11時オープンと書いてあったのでゆるゆる向かいます。
ホテルの最寄りのバス停Ersta sjuhusからは行けないみたいなので、徒歩10分くらいの少し離れたバス停Londonviabukrnからバスに乗ります。
バスに乗って30分くらい、グスタフスベリの最寄り駅、Farstavikenで降りる。
バスを降りたら湖方面に道を下ると左手にゲートが見えます。
グスタフスベリの画像 グスタフスベリの画像
これ見えたらやっぱり気分が上がる~。
ちなみに"Porslinsfabrik”というのは”陶磁器工場”です。

感動のグスタフスベリ陶磁器博物館

まずはグスタフスベリ陶磁器博物館でお勉強。
入る前から建物にうっとり。オリエンタルな雰囲気のレンガ造りがステキ。
グスタフスベリ陶磁器博の画像 グスタフスベリ陶磁器博の画像
入ってすぐに右手にショップがあります。
ここにいろいろと気を引かれるものがあるのでぐっとこらえてショップのレジ兼受付で入場料65kr(約980円)を払います。
この日は左手の部屋では何かのレセプション?が開かれていて賑やかでした。
グスタフスベリ陶磁器博の画像
いやあ、思ったよりすごかったです。
何がすごいって展示の種類が多いのとペインティングの素晴らしさに驚きますが、何しろ大きいのが!
大きな地震がないからこそ陶磁器でこんな大きさのが作れるんだろうし、残っているのかなと思います。
かなり古いのはさすがに一部を除いてハンドペイントの質はあまり良くないので、歴史を知るためというか参考までにという感じ。
館内に置かれた椅子がスティグ・リンドベリのテキスタイルの椅子ですよ。
グスタフスベリ陶磁器博の画像
しかも後ろのスクリーンもリンドベリデザインのテキスタイル(Tallyho)です。
くっ…(感動している)

本物のスティグ・リンドベリ

近年のコレクションがかなり見応えありました。 特にグスタフスベリといえば、のスティグ・リンドベリ。
かなりのスペースを割いて飾られています。
スティグ・リンドベリの画像
グスタフスベリ陶磁器博の画像 グスタフスベリ陶磁器博の画像
グスタフスベリ陶磁器博の画像
そして、やっぱりやっぱり素晴らしいんです。
もう、このへんの作品とか見てると涙出そうです。
模様とかカラーとか絶妙で最高にかわいい。
以前回顧展でオリジナルを見た後に日本で復刻版を見たのですが、全然違ってて感動しなかったんですよね。
同じ柄なのに復刻版とオリジナルで何が違うんだろう?と自分でも謎でした。
今回じっくり眺めてみたんですが、たぶん、オリジナルはハンドペイントのいびつさとか、うまく言えないけど息吹みたいなものがあるのかなと。
これひとつひとつ、ちまちま描いてたとか…かわい過ぎるよ…‼︎

アンティークショップで物色

グスタフスベリアウトレットの画像 グスタフスベリの画像
グスタフスベリの画像
博物館でひとしきり感動して、近くのアンティーク屋さんへ。
店内は所狭しと商品が並んでいて、歩いていると引っ掛けて落としちゃいそうで怖い。
入口の外にあったセール品を購入。
小鉢というかココットみたいな小さな器です。
一個20kr(約300円)!そこにあった3つ全部お買い上げ。
3つ並んでるとなおさらかわいい。
ここにスタジオもあり、リサ・ラーソンの作品の絵付けをしてました。
リサの作品、特に動物もチーフのものはかわいいですよね。
でも私は正直あんまりリサ・ラーソン作品には興味ないので、さっと流して終了。

イッタラのアウトレットでお買い物

次はついでにイッタラのアウトレットへ。
イッタラアウトレットの画像 カルティオの画像
見るだけだったけど、めちゃくちゃ安いので耐えきれずにコップを購入。
Kartioです。ひとつ59kr、約850円。
どれだけ眺めてもどこが2級品なのかわからなかったんだけど、置いてみたらちょっとカタカタする。
ほんの少し歪んでるのかな。 でも普段使いには全く問題ない程度です。
成田空港まで送迎してくれる妹夫婦へのお土産に。
そしてグスタフスベリのお店へ。
グスタフスベリショップの画像 グスタフスベリショップの画像
店内の半分はグスタフスベリの商品ですが、後の半分は他のメーカーのデザイン雑貨や生活雑貨でした。
私は特に買い物目当てで来たわけではないのでぼんやり流してました、
でも、さすがディスプレイとか、わかってるなーという感じ。リンドベリのカップが並んでる様子なんかは女子の購買意欲がくすぐられますよね。
復刻版なので特別欲しいとは思わないんだけど、ビジュアルがいい。
むしろ他メーカーの(どこだか忘れた)スーパーのカゴにセットできるエコバッグがむしろ欲しかった。
かさばるので後ろ髪ひかれながらも諦めました。
ただ、すごく不思議だったのは、博物館では全く見かけなかった日本人がイッタラアウトレットとグスタフスベリのお店では何人も見かけた。
博物館には行かないのか、行っても軽く見て終了なのか?(有料だし) オリジナルの良さを見る方が買い物よりずっと時間がかかると思うんだけどな…。

また来たい小さな町

グスタフスベリは工場だけでなくこの地域の名前でもあるので、当然住んでいる人もいます。
この立派な建物、城かな?と思ったんですが、裏のほうを見たらなんとアパート。
バルコニーにテーブルセットが出てたり、洗濯物が干されていたり。
この城と生活臭とのギャップがシュールでした。

他におばあちゃんが小さな孫を連れて散歩していたり、パパ友達が公園で子供を遊ばせていたり、観光地でありながら暮らしも見えて意外にも面白かった。
もっと時間に余裕を持って、できればまるまる一日ここで過ごすつもりでまた訪れたいです。

良い物を見て目の保養になったし感動したし安いお買い物できたし、ほくほくでグスタフスベリを後に。
帰りのバス停は、到着した場所と全く違う場所にあるので注意。
グスタフスベリのショップの隣のスーパー、Hemköpの目の前の道にバス停があります。