ここ最近旅行の宿泊はAirbnbでしたが、今回はたったの3泊なのでホテルに宿泊します。
短期なだけに、値段にあまりこだわらず便利な場所のホテルを探して決めたのが、Hotel Haven。
屋外マーケットのカウッパトリとエスプラナーディ通りのすぐそば。
Tripadviserのレビューを読むと、とにかく朝食が素晴らしいらしい。
口コミでの評判がなかなかいいのと、部屋の写真が良かったので決めました。
今回ホテルの予約をしたのは
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン。
アメリカン・エクスプレスの旅行予約サイト。
アメリカン・エクスプレスのカードで購入するとポイントがたくさん付きます。
しかも、カードに貯まっているポイントも支払いに使えます。
3泊で57,067円(税込)でした。
空港からFinnair City Busに乗り、ヘルシンキ中央駅へ。
ヘルシンキ中央駅に20:30頃到着。
さすが街の中心だけあってたくさん人がいてにぎやかです。
雪がちらつき、道にも雪が積もっている。
人がたくさん歩いたところはぺたんこだけど2〜3cm積もっているところもあり、慣れていないので歩きづらい。
トラムに乗ろうかとも考えたけど、着いてすぐでまだ要領を得てないし、荷物も重いしで止めておきました。
ホテルまで歩いて10分くらいと書いてあったので、歩けるでしょ!と思った。
街の様子をうかがいながら歩きたかったのもある。
手袋をつけ、ダウンジャケットのフードをかぶり、よちよちと歩きだした。
人気店が並ぶ通りに入ると、歩道は雪が溶けてべちゃべちゃ。
まだ積もっているほうが歩きやすいし靴が濡れないんだけど、うっかり本革の靴を履いてきてしまったのでこれはマズイと思い、
水たまりを避けて歩く。
エスプラーナディ通りを歩きながら、タクシーにすれば良かった〜と後悔。
道がきれいな状態のあたたかい日だったら苦もなくホテルまでたどり着けるんだろうけど、20℃の日本から−1℃の街に来て、べちゃべちゃの道や慣れない雪で滑る道をスーツケースを持ってよちよち歩くのはかなり疲れる。
へとへとに疲れてホテルの中に入ったときはあたたかさと「やっと着いた」という安心感でほっとした。
Hotel Havenは部屋の種類がComfort、Style、Lux、Lux Sea View、Suiteの5種類あります。
私が今回予約したのは、Comfort(コンフォート)タイプ。
508号室に入ると、落ち着いた色合いで高級感のあるインテリアに心底安心、気分が上がった!
ほどよく余裕がある空間。
寝転がることもできる柔らかいソファ。
木目調の素敵な家具。
間違いなく居心地のいい快適な部屋!
たったの3泊だからこそ、ホテルの部屋ではストレスなく存分にくつろぎたい。
テレビもあったけど、残念ながら一度も観るヒマがありませんでした。
ちなみにこの部屋はUnioninkatu通り側。
反対側の部屋だと中庭に面した部屋になるのかな。
ウェルカムドリンクとして、ミネラルウォーターが置いてありました。
途中で売店やコンビニに寄る余裕がなかったので、ウェルカムドリンクはうれしい。
まずはコートと靴を脱いでソファに崩れ込み、ミネラルウォーターをごくごく。
ぷはー!と一気に元気回復。
念のために持って来ていたカロリーメイトを2本食べて、しばしまったり。
その間にバスタブにお湯がいっぱいになるのを待ちます。
このソファ、あるのとないのとでは大きな違い。
毎日疲れて帰って来てあたたかい部屋でこの大きなソファに横になると「帰ってきた〜」と、まるで自分の家に帰って来たみたいにほっとしました。
バスルームにはバスタブ!
日本人にはうれしいバスタブ。
そしてお風呂とトイレが別々になっているのもちょっとうれしい。
高級ホテルでもなかなかないかなと思います。
清潔感も問題なく、アメニティもシャンプー、コンディショナー、クリームなどひとそろいあります。
小さなテレビは、お風呂に入りながら見るんだろうけど、私はそういう習慣がないので何がいいのかわからない…。
ドライヤーはクローゼットに入ってました。
そしてそして、驚いたのは歯磨き用のコップ。
なんとイッタラのカルティオです。
私は詳しくないのですが、持ったとき、「あれ?」と思いました。
手にしっくり馴染むというか大きいのに持ちやすいというか…。
きれいなコップだなぁと思いながら何気なく底を見たら、Kaj Franckの文字。
カイ・フランクってことは、これカルティオなんだ!?と気付きました。
こういうのうれしいですね。
フィンランド気分がますます高まる!
ドアを開けて右側は広ーいクローゼット!
鏡も大きくてうれしい。
安いホテルだと全身が写る鏡がなかったりするけど、やっぱりあるとうれしい。
ハンガーも5本くらいあったので助かった。
いつも旅行にはクリップのついたハリガネハンガーを2〜3本持っていくのですが、今回はなぜか忘れちゃったのです。
でもやっぱりスカートを下げるハンガーはなかったので、次回は忘れないようにしないと。
棚の上には傘もありました。
大きな傘なので、持ち歩くと邪魔になりそう。
でもちょっとそこまでとかレストランへ行くのに中庭を通るとか、そういう時には使えていいな。
この部屋は鏡が多かったので使いやすかった。
クローゼットの隣にこんなステキなスペースがあり、私はここにアクセサリー類を置いて、着替えた後に着けてました。
なくならないし見分けやすいので便利。
とても素敵な部屋でしたが、ただ、残念なことがひとつ。
一日目はダブルベッドの窓側のほうで寝たのですが、朝の4時頃にノイズが聞こえました。
カーテンを開けてみると、ホテルの入口あたりにトラックが停まって荷物を運び入れている。
搬入時間かー…。
寝ていると、ガタ、ガタ、ウンウンウンウンと聞こえるので、搬入エレベーターが動いてる?というノイズ。
そこからはうとうとしては起きるのを繰り返し、あまり疲れが取れませんでした。
翌日はダブルベッドの内側の方に寝てみたら、これが快適。
ほとんどノイズが聞こえなかったので、初日もこっちで寝てたらなぁ!と後悔しきりでした。
ホテルを探しているときに見つけたのがTripadviserのレビュー。
このホテルは、とにかく朝食が素晴らしいらしい。
そんなレビューが多かったので、ワクワクしながら朝食を食べにレストランへ。
朝食は隣の建物にあるレストラン、Restaurant Havenで。
といっても、ホテルの外に出るのではなく中庭を通ります。
ホテルの入口正面に下る階段があるので、この階段を降りて行きます。
ちなみに一階は受付とバー。
階段を降りて扉を進むと中庭があります。
この中庭にはテーブルが置いてあるので、あたたかい季節はここで食事ができるのかも。
中庭を挟んだ反対側の建物の2階にレストランがあります。
ひんやりする中庭を突っ切るとガラスのドアがあるので、ドアを通ると左手にレストランの入り口があります。
写真は朝7時過ぎ。まだ太陽が出きっていないので暗い。
建物の入口を入ると、レッド・カーペットが敷かれた階段が2階まで続きます。
古い建物とクラシックな内装がとてもステキ!
階段を上ると、入口にスタッフがいるので部屋番号を告げて席を選びます。
卵、肉、スープ、野菜など一通りあります。
すごいなーと思ったのは、くだものとパン、甘いものの種類が豊富だったこと。
これは中級のホテルではなかなかない。
ブルーベリーのヨーグルトにベリー類を入れてみたらおいしかった!
にんじんケーキも甘くておいしかった。
コーヒーや紅茶はスタッフの方がオーダーを取りに来てくれます。
朝からおいしいカプチーノを飲めるなんて幸せ。
ちなみに食器類はイッタラのものです。
フィンランド感満載!
写真の、ヨーグルトのボウルの脇にそっと置かれている赤いつぶつぶは、フルーツがモリモリ盛られているなかにあったもの。
珍しいので持ってきて、通りかかったスタッフに聞いてみました。
スタッフ女性「これは…英語で何と言うのかわからないけど、フィンランド語で”Karviainen”(カルビアイネン)というベリーです。
フィンランドではどこにでもあるベリーで、たいていお母さんが庭で育てていたり、その実でジャムを作ったり。
とってもローカルな食べ物ですよ。」
朝からほっこりエピソードを聞いてしまいました。あぁフィンランド。
食べてみたら甘酸っぱくてさわやか。ヨーグルトにぴったりでした。
そしてこのレストランの素晴らしいところは、景色がいいところ。
港のそばなので見晴らしが抜群なのです。
この日座った席からは、市場とウスペンスキー教会が見えました。
このレストランはオールド・マーケットの向かいにあるので、オールド・マーケットを眺めたり。
外は寒いのに、朝のランニングをしている人たちもちらほら。
良い景色を見ながらおいしいものを食べる。
短い旅は、こんな贅沢もいいですね。
このホテルのお客さんはビジネスマンが多いようで、朝食にはワイシャツ姿やスーツ姿(ノーネクタイ)の男性をよく見かけました。
あの、外国人ビジネスマンの「ワイシャツ姿・スーツ姿の自然度」はなんなんでしょうか。
堅苦しい感じもなく、疲れも見えない颯爽とした姿。
人にもよりますが、日本人だとちょっと「制服感」が出ちゃうんですよね。
もともと外国のものだからかな〜。
このホテルのレストラン”Restaurant Haven”、実はヘルシンキで二番目に古い建物だそう。
フロントでそれを聞いて、二日目の朝食後、外から建物を見てみました。
これはまさに、オールド・マーケットの入口あたりから見た風景です。
とてもそんなに古い建物に見えませんが、確かによく見ると装飾が細かくてきれい。
どちらかというと、外観よりも建物の内部のほうが歴史を感じます。
総合的な感想は、「また泊まりたい!!」です。
部屋は居心地がいいし、朝食も好み。
スタッフのみなさんも感じがいいし、親切です。
このホテルはたいていフロントにふたりいるのですが、通りかかると挨拶をします。
北欧ではお店に入るときと出るときに店員さんと挨拶をかわしますが、ホテルでも同じ。
朝ごはんを食べに行くときは「Morning」「Good morning」、出かけるときや帰ってきたときは「Hi」。
声をかけなくても、目を合わせてにこっと挨拶するときもありました。
こういうのが「行ってきます」「ただいま」と声をかけているような、ほんの少しだけうれしくなります。
やっぱり、たまには良いホテルに泊まらないとね!
ホテルの情報
Hotel Haven 公式サイト(英語)
住所:Unioninkatu 17 00130 Helsinki, Finland