マリメッコ本社の社員食堂でランチを食べたい

今回の旅の目的は、マリメッコ本社にある社員食堂のカフェでランチを食べること。
数年前からフィンランドの旅ガイドには必ず登場する、マリメッコ本社の社食。
なにやらかわいいらしい。
いまやマリメッコは日本にもあるし珍しくないけど、マリメッコ本社の社食ランチはここでしか体験できない!
いいな〜行きたいな〜と思いつつ早数年。ようやく行く事が出来ました。

マリメッコ本社までの道のりはこちらのサイトを参考にさせて頂きました♪→ 北欧ヒュゲリニュース

マリメッコの本社へ向かう

ヘルシンキ中央駅の画像 11/4、金曜日の朝10時。
まずヘルシンキ中央駅へやってきました。
ここから地下鉄に乗ってマリメッコの本社があるHerttoniemi(エルットニエミ)駅へ向かいます。
10年前に来たときはカリウスマキ映画『過去のない男』のロケ地ということでウキウキしてましたが、地下鉄に乗るのは今回が初めて。
そもそも地下に降りたことがなかったので、ちょっとドキドキしながら行ってみました!

ヘルシンキ中央駅の画像 地下に降りたら予想以上に広くてビックリ。
ホームに降りると電車が止まってて、ついいつものクセで「あ、乗らなきゃ」と焦ったけど、 逆方面の電車に乗ったら困るので一本逃してみた。
どちらの電車がヘルットニエミ駅方面へ行くのか全くわからず。
少しうろうろして見回してみたら、電車が停まっていた向こうの壁側に路線図がありました!
行く方向がで表示されているのでわかりやすい。
Rautatientoriというのは、フィンランド語のヘルシンキ中央駅の名前です。
噂のオレンジ色のかわいい地下鉄に乗り込んだら、今度はうっかり降りるのを忘れないように一駅一駅確認です。

ヘルットニエミ駅の画像 ヘルシンキ中央駅から10分くらいでヘルットニエミ駅に到着しました。
意外と早い!
ホームから上に上がるとコンビニがあるので、コンビニの正面側の出口から出ます。
外に出ると、雪がちらついて、ものすごく寒い…。
iPhoneの天気予報を見たら、−2℃。
昨日よりも寒い。
マリメッコ本社までの道のりを紹介していたサイトをiPhoneでキャプチャを撮っておいたので、その画像を見ながら向かってみます。

ヘルットニエミの画像 それにしても、とにかく駅からマリメッコまでの道のりは風が強く、雪がびしびし吹きつける。
しかも道があっているのか不安で心細い。
私の前を2人組の日本人女性と、私と同じ1人の日本人女子が歩いていました。
間違いなく、マリメッコに行くよね?
と思い、1人の日本人女子に声をかけてみた。
すごく寒いし心細いので、一緒に行きませんか?と声をかけると、「わ〜行きましょう!」と快く同意してくれました。
やっぱりお互い道が合っているのか不安だったのと、寒くて心もぷるぷる震えていたようです。
旅の仲間ができたので、ちょっと安心。
励まし合いながら風のなかを進むと、マリメッコの看板が見えた!
VOLVOの手前に看板がありました。
「あっ、マリメッコが見えましたよ!」と旅の仲間が歓喜の声をあげた。
この看板にある→の方向である右を見ると、遠くにマリメッコのロゴが見えた。
おぉ〜さすがにうれしい。
右方面にざくざく雪の中を進むと、ようやくマリメッコ本社に到着です。

マリメッコ本社に到着

マリメッコアウトレットの画像" やっと着いた!
と言っても駅から徒歩で約10分。
短い距離だけど、吹雪というのが辛かった。
それでも、旅の仲間がいることもあり、一層テンションが上がります。
はるばる日本から吹雪のなかよちよちやって来た甲斐がありました。
でも、近づいてみると、どうやらこちらはアウトレットショップの入口のようす。
窓からのぞくと、いろんなブログなどで見たマリメッコ本社のロビーの風景じゃなくてお店だった。
マリメッコ本社の正面入口はどこだろう?
私はまず先に旅の目的である”社員食堂でランチ”をしたかったので、本社の入口から入ってみたい。

マリメッコアウトレットの画像" 建物を右がわにぐるっと回ると、本社の入口がありました。
こちらがマリメッコ本社の正面入口です!
カフェの入口でもあります。
地味。
まぁ、たぶんもともとは一般の人を意識した入口ではなかったんだろうしね。
手前の女子は途中で知り合った旅の仲間です。
雪の中コンバースのスニーカーは寒いだろうに…。
私と同じく、まさか本当に雪が降るとは思わなかったらしい。

マリメッコの社食、maritori(マリトリ)

マリメッコ本社の画像" まず入ったら、受付の女性に「May I help you?」と呼びかけられて戸惑った。
あ、すいません、カフェの利用なんです…。
カフェに入り、全体が見渡せる窓際の席へ。
この写真はカフェから本社のロビーを見た風景です。
いや〜さすがにアパレル会社。
建物の作りもおしゃれです。

社員食堂の名前はmaritori
セルフサービスのビュッフェで、左にあるトレイを取り、お皿やボウルを取って好きな食べ物を乗せ、レジで支払います。
メニューは日替わりで、毎週月曜日にmaritoriのオフィシャルサイトにその週のメニューが出ます。
それをチェックして、金曜日のほうがおいしそうなメニューだったのでこの日にしました。

maritoriのオフィシャルサイト(英語)
※社内で行事があると営業時間が変わるので行く前にチェックするのをおすすめします!

本日のマリメッコ・ランチ

マリメッコ社食の画像" 本日のメニューはこちら。
・Rainbow trout from Huutokoski
・Carrot and nut loaf with lingonberries
・Mexican style meat soup
・Bun pudding and berry jam

私は鮭(トラウト)にしました。
ビュッフェなので、全てのメニューをお皿に取っても怒られません。
お会計のときに「スープも取ってだいじょうぶですよ?」と言われたけど、お腹いっぱいになりそうだったのでやめておいた。
ランチはサラダ、メイン、パン、デザート、コーヒーまたは紅茶が付いて一律11ユーロ、約1,260円。(1ユーロ=115円)
鮭はハーブの一種であるディルを添えて蒸されていておいしかった。
そしてそして、このパンプディングがおいしかったー! もっちもち。
ベリーのジャムも甘過ぎず、これまた絶妙。
コーヒーは銀色の大きなポットにあります。
牛乳もあるので好みでどうぞ。
ちなみに旅の仲間はメキシカン風スープを飲んだらありえない辛さだったそうです。

マリメッコランチの画像" 10:30頃に着いてすぐにカフェでランチをしたのですが、空いていてほとんど人がいませんでした。
近くのテーブルでは、スウェーデン語で面接してるのかな、という感じの会話をしていたり。
本当にマリメッコの社員さんがいたり、周りは工場とか会社が多いらしいのでそこで働いているらしき人たちがほとんど。
次第に一般のお客さんも増え、私の隣のテーブルには赤い帽子をかぶったおばあさんが来てにっこりと挨拶。
たぶん、お互い「この人は何語を話すんだろう…」とわからず笑顔で挨拶をしたんだと思います(笑)。

この後、11:30くらいにはマリメッコの社員らしき人たちがたくさん来て行列ができてました。
帰る頃、12時くらいにはたぶん満席だったんじゃないかなぁ。

マリメッコ アウトレット・ストア

マリメッコのアウトレットの画像" 受付を挟んだ反対側はマリメッコの新作のお店。
新作はもちろん定価です。
そのお店を抜けると、アウトレット・ストアがあります。
倉庫みたいな部屋に、ズラズラズラーとマリメッコの商品が並びます。
私は甥っ子たちと妹へ洋服を買おうと思っていたのですが、子供用のは白黒のストライプか白青のストライプのTシャツしかなかった。
靴下もいいなと思ったけど、サイズがなかった。
残念。
女性ものの服も、あまり種類がなくていまいち。
妹が好きそうなのはなかった。
バッグや小物類はたくさん種類があったので、バッグや食器などを買いに行くのはいいかも。
ちなみに写真ではみなさんダウンジャケットを着てますが、コートやジャケット類は預けることができます。
カフェ脇のトイレの向かいにハンガーがたくさんあるので、そこにかけておけます。
特にロッカーなどはないので、貴重品は持っておきましょう。

アウトレットで買ったものは

マリメッコのポシェット画像" 結局、妹にがま口ポシェットを購入。
Pisaroi柄です。
子供を連れてちょっと公園に、とかちょっとそこまで出かけるときに持って行けるポシェットが欲しいと言っていたので、選びました。
しずく柄がかわいい。
これ、ひもを外すとポーチとして使えるところもいいですね。
値段は45ユーロでした。約5,150円。(1ユーロ=115円)
参考までに、と今販売されている同じタイプの商品を見てみたら、定価は倍の値段なんですね…。
そこまで安くなっているとは思っていなかったのでびっくり。
次は自分用に買おうかなぁ。

ちなみに、噂通り日本人のお客さんが多かった。
自分を含め、全体の半分は日本人だったんじゃないかな。
やっぱり旅の買い物は楽しいよね。

また行きたいマリメッコ本社

マリメッコ本社の画像" マリメッコ本社は郊外にあると読んだので「わざわざ行く」という感じなのかと思っていましたが、 予想より簡単で早かったので気軽に行ける場所でした。
そして行くまでは「一度行けば満足」だと思っていましたが、これも予想を外れ、ちょっと楽しかったのでまた行きたいなと思っています。
やっぱり、予想より気軽に行ける場所だったのが大きい。
それにカフェのメニューは毎日変わるし、アウトレットも次に行ったときには品揃えが変わってるかもしれない。
そう考えると、あぁまた行きたいな。と思うのです。