ノルウェーの首都・オスロ2005年のデンマークにはじまり、スウェーデン、フィンランドを訪れ、そして今回のノルウェーで北欧4カ国制覇!北欧一、地味で目立たないノルウェー。 ノルウェーと言えば、サーモンとフィヨルドが真っ先に頭に浮かぶ人が多いのですが、ほかには一体何があるの? というくらいに、どんな国なのかわからない。 なのであまり考えずに、のほほんとノルウェーの首都であるオスロへ向かいました。 |
私が滞在した10月は晴れた日中の温度が平均12℃くらいで、日が沈んで夜になると6℃くらいに下がります。 私はダウンジャケットを持って行ったのですが、晴れた日に街を歩いているとちょっと暑い。 でも時々吹き付ける風が冷たくてダウンでちょうどいいくらい。 かと思うと建物の中やお店に入るとすごく暖いので、ダウンを脱いだり前のチャックを開けたりして調節していました。 街を歩いている人を観察してみると、厚手のジャケットや薄手のコートの人がほとんどで、私のようにダウンを着ている人もちらほらいる。 でもあれはたぶん観光客じゃないかなぁ。 地元の人達はマフラーや手袋などの小物で調節している感じ。 ただ、雨や曇りの日はさすがに寒くて、ダウンとマフラーで防寒。 |
駅の中にも外にも制服を着た人が多く、駅員さんと思われる人はホームを聞くと親切に教えてくれます。 駅の中がとても広くてわかりにくいのでとても助かる。 また、警備員と思われる人は鋭い目で見回りをしています。これも、ある意味頼もしい存在です。 駅を出ると目の前にある広場には、なぜか中央に自転車置き場が… きれいに丸く自転車の島ができていて面白かった。 ちなみに、自転車の島の左に見えるのが駅と直結しているショッピングセンター。 その駅前広場の左手にはもっと大きな広場があり、とても見晴らしがいい。(写真右) 土曜になると、駅前広場からこの大きな広場にかけて、そこらじゅうに人が溢れます。 階段に座って休憩している人、待ち合わせしている人、たまっておしゃべりする若者。 旅行者も入り交じり、とてもにぎやかです。 |
なぜなら大きなショッピングセンターが直結しているから。 切符売り場はカウンターがあるだけで、ホームは全て地下。(空港行きの特急は切符売り場も地下) なので駅としての機能はほんの一部で、面積の大半は両替所やコンビニ、カフェ、ショッピングセンター。 ていうかここだけで買い物が済んじゃうじゃん!というくらいこれがすごい充実っぷり。 これは観光客にはとってもとっても助かる。 だって駅のショッピングセンターに旅行グッズの店があり、BODY SHOPあり、本屋、CDショップ、洋服、靴、カバン、スーパー、文具屋、おもちゃ屋、カフェ、下着屋さん、薬局、コスメショップ…。 なーんにも持って行かなくても、ここで全て揃えられる! 街を歩いていて何か欲しいものがあったら(特に消耗品)、とりあえず駅へ行けば手に入ります。 しかも旅行者向けの商品が多いので、サイズの小さなシャンプーやクリームもあるし、店員さんもみんな旅行者対応に馴れているから気負わずにすむ。 さらにいろんな料理のカフェやレストランがあり、美味しい。 おまけに公共トイレ(写真右)の内装のかわいらしさ! もう言うことありません。 中央駅の満足度は北欧一だと思います。意外なジャンルでナンバーワンを獲得。 ちなみに、他の北欧諸国でも同じですが、駅やデパートの公共トイレはたいてい有料です。 大体60円程度(ワンコイン程度)なのですが、トイレの入り口にコインを入れると鍵が開くので中に入れます。 私が中央駅のトイレへ入ろうとコインをお財布から出していると、ちょうど中から女性が出てきました。 その女性は私を見るなり閉じかけたトイレのドアを手で押さえ、「入っちゃえば?」と言いました。 半ば期待していた私は「いいんですかぁ?」と(一応)聞くと「大丈夫よ!」とうふふと笑うので、私も「わお、ラッキー。サンキュウ」とにやりと笑って入っちゃいました。 ときどき、こんなラッキーなこともあります。 |
トラムやバスと並んで欠かせない交通手段が地下鉄。 最初乗ったときは近代的なかっこいい電車が来た(中央)のですが、全く雰囲気の違うレトロな感じの車両も来ます。(写真右) レトロな車両のほうが中が薄汚れているんだけど、こっちのほうがなんだかかわいい。バスとおんなじ色。 ホームは上り下りで各ひとつずつなので間違えることはないと思います。 でも同じ上りでも全ての行き先の電車が同じホームなので、電光掲示板で何番の電車が来るのか確かめてから乗りましょう。 ちなみに、中央の写真に迷彩服の人が写っていますが本物のオスロ軍の人です。 オスロ市内を散策していると、驚くほど軍服の人を見かけます。 間近で見るのが初めてだったのですが、なんというか、顔つきや姿勢が全く違う。 見れば一発で「本物だ」とわかります。 手をつないでゆっくりゆっくり歩いてました。 |
ムンク美術館を出て駅へ向かう途中、親子が自転車で通り過ぎました。 小さな女の子は坂道を上るのに苦労している様子で、かっこいいお父さんが「がんばれがんばれ」と後ろから自転車をそっと押していました。 ムンク美術館は郊外にあり、このまわりの地区は住宅街。 緑が多く、のんびりしています。 |
でもデンマークみたいに自転車専用レーンはなかった。 自動車の走る道はトラムやバスも走るので広めだけど、あんまり走っている車の数は多くない。 なのに信号機の数はなぜかやたら多かったなぁ。 王宮近くの大きな道には、小島を入れて3つの信号が。(右) でもほとんど車が来ないので、青じゃなくても渡れるほどなのに…謎。 |
道の向こう側で女の子達がくすくす笑いながらタクシーを写真に撮っていたので不思議に思っていたところ、タクシーの後ろにカモメが一羽。 何やってるんだろう…と思ったら、車のお尻から吹き出す暖かい風に当たってなごんでいる寒がりなカモメなのでした。 うーん、賢い。というか、やっぱり寒いんだ。 |