はじめてのベルリンへ!11月20日ハンブルグからさらにベルリンに移動します。 ハンブルグからベルリンへは、エアベルリンという航空会社でチケットを予約しました。 エアベルリンのサイトで予約しようと検索してみたら、なぜかハンブルグ→ミュンヘン→ベルリンという経路が出て来た。 ハンブルグとベルリンはドイツ北部だけど、ミュンヘンはめちゃくちゃ南部。 なんで、わざわざミュンヘン乗り換え? でも、お昼過ぎにベルリンに到着する便で一番安いのがこの経路(111.91ユーロ、約15,000円)。 めんどくさいけど仕方ないな…とこのチケットを購入しました。 ただ、心配なのは、ミュンヘン空港での乗り換えが35分しかないこと。 搭乗時間は出発より早く閉まるから、25分しかないとすると、到着が遅れたり空港が広かったら間に合わないかもしれない…。 |
不自然な乗り換え![]() 約1時間20分の旅。 既にオンラインチェックイン済みなので、ハンブルグ空港で荷物を預けます。 カウンターでチケットを差し出すと、カウンターのお兄さんが何か話してきた。でもなまりがすごくて何を言っているのかわからない。 それを察したお兄さんは「Go to Berlin? From here, Hamburg?」と聞いてきたので、イエスと答えると「Why Munich?」とチケットを指しながら言う。 私はミュンヘンでの乗り換えがとにかく心配だったので、もしかして荷物の乗り換えが間に合わないのかもしれない?と思い、 「乗り換えできないでしょうか?」と聞くと、お兄さんは「いや、そうじゃない。なんで、ミュンヘン?」と聞く。 そんなの知らないし。むしろなんで聞くの? もーお兄さんはそれ以外の英語だと何言ってんのかさっぱりわからないし、めんどくさいので「私はベルリンに行きたい。 私の荷物もベルリンに持って行きたい。どうしてミュンヘンで乗り換えなのかは知らない。」とハッキリキッパリ言って黙りました。 いままでカウンターでそんなこと聞かれたことないし、こんなに空港で英語が聞き取れないのも始めてなのでびっくり。 後で落ち着いて考えてみると、経路を怪しまれてたのかもしれないので「オンラインでチケットを検索したらこの経路が表示されたから買っただけだ」 と言えば良かったのかもしれない。 客を怪しむ前に、自分の会社のウェブサイトをどうにかしてください。 |
癒しのエア・ベルリン![]() しぶいおじさまにチケットを見せながら「ミュンヘン空港で乗り換えをするのですが、荷物はちゃんとベルリンまで届きますか?」と聞くと 「はい、半券を拝見する限り、ベルリン行きになっているので大丈夫です。あなたはミュンヘン空港で何もすることはありません。ご安心下さい。」 と流暢な聞きやすい英語で返ってきた。 さすがインフォメーションカウンター! これで安心できたものの自分の乗り換えが間に合うのか心配だったので、搭乗ゲートにいた係の人にチケットを見せて「乗り継ぎは間に合うでしょうか?」 と聞くと「あぁ大丈夫ですよ。」と即答。 ほんとかよ…と少し疑いつつ、とりあえず安心。 11:40にミュンヘン空港に到着し、12:15発のベルリン行きに乗換えます。 急いでゲートを出て、乗り換え掲示板を見てベルリン行きのゲートへ急ぐ。 すると、なんとハンブルグから到着したゲートの隣のゲートがベルリン行きの搭乗ゲートだった…。 なるほど、これなら「間に合う」と即答できるよね…。 ![]() はじめてのベルリンにうきうきしながら搭乗。 13:30にベルリンのテーゲル空港に到着するので1時間15分の旅。 こんなに短くてもスナックとドリンクが配られます。 ハンブルグ〜ミュンヘンはチョコレートをもらったので、今回はポテトチップス。 バルサミコ味のポテチなんてヨーロッパっぽい。おいしかった。 それにしても、ミュンヘン〜ベルリンのCAさんのうち2人が男性だったんだけどどっちも超イケメン。 しかもあのドイツ人には珍しく満面の笑顔でサービス! CAさんが回ってくるたびにちょっと嬉しくなる。 さらにベルリンエアでは、到着後に出口でオリジナルのチョコが配られます。 出口でハートのチョコが盛られたカゴを抱え、極上の笑顔を振りまいているイケメンたち…。 癒される〜! 年輩の女性CAさんもいたけど、エアベルリン、わかってるな〜!と思いました。 |
まさかのタクシー乗車拒否ホテルの最寄り駅はHermannplazという駅。アレクサンダープラッツ駅で地下鉄のU8に乗れば着くらしい。 ネットで調べたら、ベルリンのテーゲル空港に着いたらTXLバスに乗ればアレクサンダープラッツ駅まで行けるらしい(約40分)。 空港のバスチケットカウンターで切符を購入。 バスはエアポートコーチなどではなく、普通のバスみたいなので荷物は座席で支えてないといけない。 アレクサンダープラッツに着いて降りてみると、だだっ広い広場。 デパートみたいな建物があるけど、地下鉄の駅がわからない。 周りを見渡してみると、右側に線路があり、電車が行き来しているのが見える。 でも地下鉄に乗らなくちゃいけないからあれじゃないよね…。 と思いつつ、日本でもJRと地下鉄の駅が近くにあったりするから近づいてみたけどよくわらかなかった。 しかも雨がパラパラ降り始めて寒い。 タクシーがたくさん並んでいたので、最初の運転手のおじさんにホテルの住所を見せたら拒否された。 どうも、英語がわからないらしい。そしてホテルの住所もわからないらしい。だからって拒否かよ! しばし途方に暮れていると、次のタクシーの運転手が出てきて、なまりの強い英語で「どこに行くのか?」と聞いてくれた。 ホテルの住所を見て、そのへんを知っているから行ってあげるよ、と言ってくれた。助かった! |
掛け値なしに親切なタクシー運転手さんホテルを目指してタクシーに乗り込むと、運転手のおじさんはおしゃべり好きらしくあれこれ話しかけてきた。どうやらおじさんは移民のようで、なまった英語でも気にせずどんどん話している。 このホテルの地域はトルコからの移民が多いからトルコ料理の店が多いと言う。 「治安も悪くないし、いい場所だよ」と言うので安心。 あっという間に最寄り駅Hermannplazに到着。 ところが、駅からホテルまで数分のはずなのになかなか見つからない。 あちこちうろうろして他の運転手さん達にも聞いてくれたんだけど、みんなわからないらしい。 たぶん小さいホテルだからわかりずらいんだね…と話しながらも、一生懸命に探してくれるおじさん。 おじさんが「うーん、仕方ない。携帯で調べよう」と言ってネットで検索してくれた。 するとおじさんは「わかった!あの道だ!」とすぐにわかったようす。 私が持っていたガイドブックの本だと細い道の名前が載っていなかったのでわからなかったらしい。 着いた着いた!と二人で大喜びしたのもつかの間、なんと支払いは現金しか使えないという…。 おじさん、すみません。現金は少ししか持ってないんです…。 ![]() しかもおじさんは「荷物は持って行ってあげるから先にホテルの人に聞いてみて!」と言ってくれた。すまないねぇ。 ホテルに入ると、そこはカフェでホテルの事務所も兼ねているらしい。当然、ATMはないという。 どうしよう…と途方に暮れていると、タクシーのおじさんが荷物を持って来てくれて、さらに事情を話してくれた(ドイツ語で)。 奥からホテル担当の人が出てきて、「わかりました。じゃ今回は特別にタクシー代を立て替えておきますから、ホテルの宿泊代の請求に タクシー代も足しておきますね。」と言ってくれたので助かった。 タクシーのおじさんには本当にお世話になったので帰り際にチップをうんとはずんだら「こんなにいらないよ!迷って時間もかかったし」 と遠慮されたけど、あなたがタクシーに乗せてくれなかったら私はここにたどり着けなかったんです。と言ったらもらってくれた。 タクシー代は15ユーロ(約2,000円)なのに確か5ユーロ(約500円)くらいチップであげたからびっくりしただろうな。 でも私の感謝の気持ちはそれくらいだったんです。 |
屋内キャンプカーに泊まるどうにかホテルに到着し、カフェの奥にある事務所でチェックインの手続きをする。ホテルの名前はヒュッテンパラスト Hüttenpalast。 とても独特なホテルで、もともと倉庫だった建物の中にキャンプカーを入れて、それを部屋にしちゃった。 ![]() 予約完了のメールを見たら私の部屋は”Snow white”と書いてある。 でもサイトには写真が載ってない。 メールでこの部屋はサイトのどの写真になりますか?と問い合わせたら、新しくできた部屋だからサイトには載っていないという返事。 さらに「携帯で写真を撮ったので添付しますね!」とあり、添付写真を見てみたらすっごい小さいキャンピングカー。 メールには「小さいけど快適ですよ!」と書いてある。 えーこれ?オフィシャルサイトの写真とは全く違うのでがっかり。 でももう予約しちゃったので諦めた。 3泊で55ユーロ、約7,500円。朝食込み。 実際チェックインをして部屋を見たら、やっぱりすっごい小さくて笑っちゃった。 ”Snow white”(白雪姫)は唯一のシングルルーム。 王子のキスを待っている白雪姫が眠ってるイメージ? 部屋の上にある窓に毒りんごを持った魔女の絵、下には小人がひとり。 |
![]() ![]() 中に入って立つことはできるけど、身動きがうまく取れないくらいの狭さ。(私の身長は150センチ) 着替えがちょっと面倒。 クローゼットもあります。ハンガーはワンピースやコートなどの長い丈のものは下げられない。 ベッドの足下のほうにはちょっとした台兼物入れがあります。 全てがちまちまと小さくて使いづらいけど笑っちゃうほどかわいい。 なんだかドールハウスに迷い込んだみたいな、そのちょっと非現実的な感じがおもしろかった。 でもベッドは意外とゆったり。マットレスの沈み加減もいいので寝心地は最高でした。 |
![]() なのでどちらかというとホテルよりホステルに近い感じです。 私にとって、ホステルに泊まるのはこれが初めて。 ちょっとドキドキしていましたが、バスルームはとってもキレイでびっくり! 安いビジネスホテルよりはるかにキレイ。 トイレもシャワーも3つずつあり、タオルも積まれていてドライヤーもある。 入口には自由に使えるビーサンもあって便利。 でも実際にシャワーを使ったら、バスルームが水浸しに…。 どうやらシャワーの個室の床の傾斜が緩いのと、カーテンが圧で外に広がるためにシャワーの水が外に溢れてしまったらしい。 だからビーサンが必要なのか…と納得したんだけど、ビーサンを履けばいいという程度じゃなかったのでタオルで水を吸っておきました。 幸い初日は女性客が私だけだったので、2日目からは水があまり外に溢れないように気をつけて使いました。 室内には共同のリビングルームがあり、ここで朝食も食べます。 朝起きてリビングに行くと、窓際にクロワッサンの盛られたカゴと、りんご、コーヒーポット、ミルクなどが置かれてました。 キャンピングカーの部屋は寝るためだけの場所と割り切って、それ以外はリビングでくつろいでました。 外が明るい時間ならキャンピングカーの後ろに椅子と机が付いているのでそこを使ってもいいんだけど、 室内の電灯は暗めなので日が沈むと暗くて無理。 wifiはチェックインのときにパスワードをもらうのでそれを使います。 ![]() ![]() |
おいしいシリア料理でディナー友達と夕方にHermannplaz駅の広場で待ち合わせ。夕ご飯は友達おすすめのシリア料理レストランへ。 ちょうどニュースではシリア情勢が悪化した時期でもあり、日々胸を痛めていたのですがまさかベルリンでシリア料理を食べる事になるとは…。 友達のおすすめメニュー、ベジタリアンプレートを注文。 私はベジタリアンじゃないけど野菜好きなのでフムスとか豆ボールとか大好き。 辛いのからマイルドなものまで数種類のソースも添えられていて飽きない。 しかもパンがふかふかしてまたおいしい。幸せ〜。 さらに友達おすすめのマテ茶も。入れ物がおもしろい。銀のストローで飲みます。 ほんのり甘くて、ベジプレートにぴったり。 ![]() ![]() |
![]() ぶらぶらと街を散歩しながら店を移動していた時、友達がふと立ち止まり「これ知ってます?」と言う。 見ると、歩道の真ん中に金色の丸いプレートがはめ込まれている。 プレートには年と名前が彫られていて、かつて処刑されたユダヤ人が住んでいた家の前に付けられているんだそう。 あまりにも唐突だったので言葉を失ってしまった。 私にとってユダヤ人迫害などは歴史や映画でしか知らないから物語のような感じだけど、ここでは生活の中に歴史の影が存在している。 この家に住んでいた人が突然連れ出され、もしかしたらまさにこの道この場所で抵抗したかもしれず、それを思うと本当に胸が締め付けられる。 到着したバーは内装がかわいいお店で、流行っているのか結構混んでた。 お酒を飲めないので、二人ともノンアルコールのモヒート。 これがやたら甘くてまいった。 ベルリンの滞在が終わったら日本へ帰国なので、残りの滞在を楽しみます! |