Germany * Deutschland
2013年11月17日〜11月24日

ベルリンぶらぶら観光

11月22日、ベルリン三日目。
昨日の夕方、ホテルスタッフが「明日の朝食はリビングルームでなく、カフェでお願いしたい」と言いに来ました。
二日目の夜は、なんと宿泊客は私ひとり。
なので一人分を別棟の部屋まで運ぶのが手間なのでカフェで食べて欲しい…という。
カフェも居心地が良くて好きなので別にかまわないですよ〜と答えるとホッとしてました。
翌朝カフェに行って「朝食をください」と言うと、「飲み物は?」と聞かれたのでコーヒーを。
クロワッサン、コーヒーが運ばれてきました。
コーヒーにはミルクを少し入れてもらいました。
くだものも食べたかったので「りんごかバナナか何かフルーツももらえますか?」と聞いたら「あぁごめんなさい、フルーツも付きます」 とりんご一個も。
意外にもドイツのクロワッサンはサックサクでおいしい。
日本のクロワッサンは口の中に刺さるパリパリめのが多いけど、ドイツはサクッ、ホロッとしたやわらかめで好み。
ぼんやり食べていると、近所で働いているのかこれから出勤なのか、男性が持ち帰りでコーヒーを買いにきてました。
職業にもよるけど、出勤前(もしくは出勤食後)に近所のカフェにコーヒーを買いに行くなんて、そんな余裕のある生活を考えたこともない。
日本では毎朝ぼんやりしながら満員電車に乗って何も考えずに出勤してた。
うらやましいなぁ…と思っていると、さらにわんこがカフェの見回りに来ました。私のテーブルに来て私の顔をしばらく見つめて満足すると、 カフェ内をぐるっと一回りしてスタッフのところへ行っておやつをおねだりしてました。
庭師さんのわんこらしいけど、みんなにかわいがられている感じでした。朝から和んだ〜。
今日は友達と夕食を食べるまでひとりです。
とりあえず壁を見れれば観光目的は達成されたので、ミッテ地区へ行ってぶらぶらします。
洋服屋や雑貨屋さんがたくさんあったけど、ここはいまいち私好みのお店がなかった。
スウェーデンとハンブルグで散々買い物したし、購買意欲も低め。
ランチをするためにカフェに入りたかったけど、良さげなカフェがなかなか見つからなくてまいった。
駅の近くにあったかわいいカフェに入ってみた。
メニューが読めなかったので、食事は何があるか聞いたらなんとトマトスープだけだった。
寒い日だったし休みたかったのでトマトスープを注文。
パンはつきますか?と英語で聞いたら通じなかったので、”ブレッド”じゃなくて”ブロード(スウェーデン語)”と言ってみたら通じた。
ドイツ語もブロードなのかな。
でもパンはつかないというので、ガラスケースで売っていたカップケーキのなかに”コーンとペパロニ味”があったのでそれも注文。
トマトスープは中にチーズが入っていておいしい!ほっこり〜。
カップケーキは上にクリームチーズが乗ってる。
ちょっと辛いけどすっごいおいしい。これは意外な掘り出し物。
食べている間、何人も女性のお客さんがカップケーキを買っていたから人気なのかも。

かっこいい地下鉄

ベルリンの地下鉄車両はかっこいい。
黄色と黒を基調にした車体。
ドアのシャープなデザイン。
そして窓全面が、テキスタイルのようなブランデンブルグ門柄!
この車両がホームに入ってきたのを初めて見たとき、思わず「うわーかっこいい!」と叫んじゃいました。
確かに地下鉄だから外の景色なんて見ないし、窓に柄が入っていてもかまわない。
むしろこれくらい柄が入っているほうが楽しいな。
ところで、ベルリンの地下鉄は飲食およびアルコール飲料禁止。ハンブルグもそうでした。
これ、日本も見習って欲しいです。特にアルコールの規制。
お酒が原因で駅員さんが暴行受けたり、乗客同士のケンカ、痴漢が発生するならもうそろそろ本気で規制するべき。
つくづく、日本はこういう”生活環境の改善”について遅れてるなぁと思います。
夕食を友達と食べるため、私の泊まるホテルのカフェで待ち合わせにしました。
一旦部屋へ戻り、パソコンを持ってカフェへ。
ついでにカフェの脇にある事務所に寄って、翌朝までwifiが使えるようもうひとつパスコードをもらいました。
さらに翌日にチェックアウトする話をしたら空港までの行き方も丁寧に教えてくれました。
ちなみに、チェックインの時に対応してくれた男性はすごいなまりの英語だった。
聞き取りにくかったので、何度か聞き返したりじっと集中して聞いていたら「大丈夫ですか?」「英語わかりますか?」と何度も言われた。
でもこの時は女性のスタッフで、すっごい聞き取りやすい英語だったので全く問題なく済んで安心。
もっと英語の勉強しなくちゃね。
翌日の帰国便のチェックインなどを済ませながら友達を待ちます。
このホテルもカフェもアットホームな感じでとっても居心地いい。
明日で帰国なんて寂しい〜。

ドイツでベトナム料理

友達がキャンピングカーのホテルを見たいというので待ち合わせて一旦部屋へ行き、パソコンを置いて夕食へ向かう。
今回の旅最後の夕食は、友達おすすめのベトナム料理屋さんで。
私は旅行中でもその土地の料理に全くこだわりません。
もちろんその国の、その町の名物料理を食べてみたいと思うけど、それよりその町に住む人たちが日常食べている食事に興味がある。
友達とちょっと食事をするときに何を食べるのか?
日本人だって日本では和食も食べるけど、カレーや和風パスタなどの進化した洋食はやっぱり日本でしか食べれない。
流行もあるだろうし。
そういう意味で現地の人が「おいしい!」と食べているものを食べたい。
麺が食べたかったのでフォーを注文。
めちゃ量が多い!。
そしてやっぱりおいしい。
アジア人だからか、アジアの料理を食べるとほっこりする〜。

本のデパート、Dussmann

本屋に行ってみたいという私のリクエストで、一番大きいという本屋さんへ向かう。
ウンター・デン・リンデン通りの近くにあるDussmann
ここは本当に大きくて、日本だと八重洲ブックセンターとか紀伊国屋、ジュンク堂みたいな感じ。
店内もガラスをふんだんに使っているので、とても広くて明るい雰囲気。
こんなに活気のある本屋なんて最近ではあんまり見ないし、まさにどこまでも本がある本のデパートなので本好きにとってはたまりません!
ただ、全てドイツ語なのが残念ですが、本がいっぱいあるだけでうきうきします。
以前アイスランドに住んでいた友達から「アイスランドではクリスマスのプレゼントとして子供に本を贈る習慣があるんだけど、ほら、 本屋の数が限られてるから、たいていかぶるんですよね。大人がクリスマス前にごっそり本を買って、 クリスマス後に子供達がごっそり返品するのが毎年恒例」なんて残念な話を聞きつつ。
英語の本が欲しかったので、インフォメーションで聞いたら一階の端にあるらしいので向かうと、なにやらすごい人だかり。
英語の本の店、English bookshopというストレートな名前のお店は建物の一角にあり、その手前の広場でイベントが行われているらしい。
入場規制をしているらしく、英語本のお店に行く事が出来ない。
こんなことってあるんだ?ドイツありえね〜。
と話していたら、前のおばさんが「あそこの英語本の店に行きたいのよ!」と抗議をはじめ、 係の人が柵を開けた隙をみて友達と私も「英語本の店に行きたいんです!」と言いながらするっと出れた。
ようやくお店に入れて、おばさんと「やれやれ〜まいりましたね」とお互い苦笑い。
お店の窓から外の広場の混雑ぶりが見えたので友達がレジのお姉さんに「何があるんですか?」と聞いてみた(友達が)。
お姉さんは「よくわかんないけど、ジャズミュージシャンのライブがあるみたい。」と呆れ気味に肩をすくめていた。
なるほど…と納得して落ち着いたところで店内をみると、そんなに広くないんだけど2階にも壁添いに通路があり、本棚が並んでいる。
内装も作りもクラシックな雰囲気でとても落ち着く。一発で好きになってしまった。
あの本屋のためにまたベルリンに行きたいなぁと思うくらい。
さらにクラシックノベルの棚が素敵すぎて動けなくなってしまった。
装丁がめちゃくちゃかわいいのです!何冊か買おうか迷ったけど、スーツケースがぱんぱんなので諦めた…。
でも一冊、「オズの魔法使い」だけでも買えば良かった!と猛烈に後悔しました。
外の看板はイングリッシュだからかタータンチェック柄。こんなところもかわいい。あぁ本当に大好き。
本屋を出たら、歩いて行けるというブランデンブルグ門を見に行きます。
遠くからでもその大きさがわかるブランデンブルグ門。
おぉ〜と興奮しながら近づくと、手前の広場でなにやら工事中?
近づいてみたら、まさに巨大なツリーを設置中!
ヨーロッパの人たちにとっても設置現場に遭遇するのは珍しいのか、結構立ち止まって見ている人が多い。
でもたぶん、みんな「いよいよクリスマスか〜」とうれしくて眺めてるんじゃないかなぁ。
やっぱり寒くて暗いと、クリスマスツリーの点灯や町のイルミネーションが恋しくなる。
それにしてもこれくらいの大きさのツリーを立てるって大変だよね。

傑作、ブランデンブルグ門

ブランデンブルグ門は近づくとその大きさに圧倒される。
北欧にはこういう歴史的建造物やモニュメントはないし、そもそもこんな巨大なものは建物以外でない。
この門だけでもすごいのに、さらに門の上に馬車に乗る女神の像も乗ってるんですよ!
その大きさと女神の勇ましい姿にぽかーんと口を開けて見上げてしまう。
これがまた、軽ーく250年前に作られたとか…その年月にも驚きますが、それよりもあの馬車どうやって乗っけたの?という疑問のほうが大きい。
門に近づくと、その柱にも像があったりしてさらに驚く。
巨大な芸術作品だと思いました。
この広場の周辺にはホテルなどもあり、さぞかしステキなお値段でしょうけども、馬車に乗って帰ってきたお客さんを見かけたりして、 この門の前を馬車で通るなんて、親父ギャグか金の有り余ったお金持ちか、ちょっと笑っちゃいました。
ドイツのコーヒー屋さんでお茶したいなぁという私のリクエストに、友達が連れて行ってくれたのがCARASというコーヒーショップ。
エスプレッソシェイクを注文。
スタバのフラペチーノに代表されるコーヒー味のシェイクが大好きなので、冬でも各国のコーヒーショップで飲んでいます。
いまのところどこで注文しても失敗はない。各国おいしくて甲乙つけがたい味です。
ちなみにこのコーヒーショップは砂糖のほかにはちみつも用意されていて、パッケージがとってもかわいかった。

CARASが思いのほか早く閉店になってしまい(20時)、外に出たら広場で一足早くクリスマスマーケットがオープンしていたので行ってみることに。
クリスマスマーケットと言っても、イルミネーションとカラーがクリスマス仕様なだけで、ハンブルグで行った遊園地に似てる。
まぁ、出店の種類や雰囲気なんて似通ってるものですよね。
それにしても、ビールを立ち飲みしている人の多いこと。
屋根の下にいる人みんなビール飲んでる人たちです。おしゃべりしてビール飲んでる。
ほんとにみんなビール好きなんだねー!と感心してしまいます。
で、やっぱりおいしそうなのがソーセージ屋さん。
ビールのおつまみにも最適でしょうね〜。
クリスマスマーケットの隣には人工雪での小型スキー場が設置され、若者達がドーナツ型のゴムみたいのに乗ってキャーキャー滑り降りてました。
じわじわと街がクリスマスムードに包まれて行く様子がとても心地よかった。
今回の旅で、いかにヨーロッパの人たちにクリスマスが大事かわかった気がする。

いよいよ明日は帰国の日。
ホテルに帰ると、昨日とおとといとは打って変わってキャンピングカーの部屋は全て埋まっています。
本棚の部屋はおばあちゃんと孫らしき年輩の女性と10代の男の子が宿泊するらしい。
他もサラリーマンぽいおじさんやカップルが続々帰ってくる。
私は明日帰国なので荷造り。
…なんだけど、スーツケースが部屋に入らないので、キャンピングカーの外に広げてもくもくと荷造り作業。
しかも朝使うものもいくつかあるので、外にスーツケースを広げたまま寝ることに…。
たった5組の宿泊客で盗まれることもないだろうな、と思い、一応上に大きいビニール袋や紙袋をかけて隠してみた。
しかも、ほとんどのお客さんが23時前に寝てしまった。
ヨーロッパの人たちは夜でなく朝シャワーをあびるので夜はあっさり寝ちゃうみたい。
私は寝る前にシャワーをあびないと眠れないので、髪を乾かしたり(シャワールームだけど)、部屋で寝支度するのに気を使った。
そんな心配をよそにいびきや寝息が聞こえてきたので、みんなユースホステルに慣れてるんだろうな。


2013ドイツ旅一覧へ