Germany * Deutschland
2013年11月17日〜11月24日

ハンブルグを観光!2日目

ハンブルグ2日目!
朝食を食べに一階のレストランへ。
キレイなレストランで食べ物、飲み物の種類も豊富。
でもドイツっぽさがなかったのが残念。
プレッツエルとかソーセージとか、食べたかったな。
今日は友達は学校に行ったり役場に用事があったりで、夕方までヒマ。
2泊3日の滞在ですが、今日は友達に会うまでハンブルグ観光をします。
でもだらだらと支度をしていたらいつの間にかお昼に。
ビジネスホテルの小さい部屋で一日をつぶすなんてさすがにもったいない。 寒いけど、がんばって観光に出かけます。
ちなみに、ドイツでもアメリカのドラマがじゃんじゃん放送されてますがみんな吹き替え版。
しかも日本みたいに二カ国語放送じゃなくて吹き替えのみなのでさっぱりわからない!
友達に言ったら、「ドイツ人は日本人と同じで英語ができない人が多いので吹き替えなんです。映画でも吹き替えが主流なんですよ〜」らしい!
EU主脳国だし、なんとなく英語は二カ国語くらい話せるのかと思ってた。

クリスマスツリー設置中

ホテルを出て中央駅の中を抜け、シュピラーター通りを歩いて行くと、大きなクレーン車が見えた。
なんだろう?と近づいてみたら、クリスマスツリーの飾り付けの真っ最中!
これ、電球に光が点いた状態で盛ってます。
このあたりはクリスマスマーケットのお店も設置されていて、クリスマスになったらかなりにぎわいそう。
飾り付けが進んで行くのを見ていると、「もうすぐクリスマス!」とやっぱり嬉しくなる。
今日は18時にホテルのロビーで友達と待ち合わせなので、軽く何か食べてから観光します。

ドイツでも便利スターバックス

シュピラーター通りの終わりらへんにスターバックスがあります。
外観がクラシックで、内装も天井が高くてソファやテーブルがゆったりした感覚を空けて置かれている。
一階でオーダーしますが、なぜか旅行代理店?みたいなカウンターも反対側にあって謎。
ドイツ限定メニューあるかなーと見てみると、サンドイッチの中に”Brezelsnack"というのがある。
プレッツエルスナック?これはドイツならでは!
プレッツエルのサンドイッチとカフェラテを注文(7.05ユーロ、約970円)。
外のパラソルの下か二階席があり、さすがに寒いので二階席へ。
お昼に行くと空いてるし、なにしろwifiが使えるので大変便利!
ノートパソコンを持ち込んで、旅日記を書いたり職探しのメールをチェックしたり。
このスターバックスは本当に居心地が良くて、今のところ世界一好きなスタバ。
ただ、残念だったのは、カフェラテのカップにうっすら口紅がついていたこと!
気付かずに一口飲んでしまい、写真を撮ろうとしてカップを回したら口紅の後が…。
もう口を付けてしまったので苦情も言いにくいし、諦めました。カップに注意!
まずは市庁舎からハンブルグ観光をはじめます。
近くで見るとひときわ荘厳な装飾に圧倒される。
彫刻とか作りが細かい〜。
近くで見るまで気付かなかったけど、2階以上の彫刻があるあたりから一面に網が張ってありました。
古くなると危ないもんね。
しかも、正面入り口の凝ったつくりにびっくり。市庁舎の入口がこんなに美しいなんてステキ。
さすがに市庁舎の周りには観光客もたくさんいて、私が行ったときはテレビの撮影もしてた。
待ち合わせらしき人もちらほらいて、観光客も地元の人にとってもランドマークなんですね。

戦争の傷跡 聖ニコライ教会跡

前もって知り合いに「ハンブルグの観光でおすすめは?」と聞いたら「特にない…。強いて言えば市庁舎」と言われたハンブルグ。
小さい街なのでそんなもんなのかな?
今回は友達に会うついでの観光なので、まぁそれなりに街の雰囲気が味わえれば満足。
市庁舎から少し歩くと、聖ニコライ教会跡があります。
第二次世界大戦で被害を受けて、廃墟のまま残されている教会。
ガイドブックに載ってたので、とりあえず行ってみることにしました。
近づいてみるとかなりの大きさ。遠目から見ても、黒くすすけているのがわかる。
塀の外には崩れた建物の一部と思われる塊りが落ちたままになってました。
敷地内に入ると意外と広くて、記念碑などが置かれています。
悲しみに暮れる人や黒い天使の像や花輪が置かれていて、当時の惨状について思わせられる。
教会そのものも上の方は真っ黒で、下の方も所々黒くすすけていて「本当に第二次大戦時に存在したんだなぁ」と感じます。
日本、特に私の住む関東は戦時の建物なんてそうそうないし、スウェーデンは第一次も二次大戦にも参戦してないので戦争の惨事を思わせる ものはありません。
だから、この教会に来て”戦争”というものがリアルに感じられ、思いのほか感動してしまいました。
しかも、門の上には鳥の巣が…。廃墟でも命があるんだよ…!ってまた感動。
教会はエレベーターで上ることもできますが、私は高所恐怖症なのでパスしました。
教会を出て、さらに南へ向かいます。
ガイドブックによると運河に沿って建つ倉庫街もステキな観光地らしい。
冷たい風が吹くなか、トコトコと歩いて行ってみました。
意外にもちょこちょこ観光客とすれ違うのでちょっと期待。
橋の上で写真を撮ってる人もいる。
あぁこのへんか〜と地図をみながらゆるゆる歩いてみる。
確かに運河沿いに赤レンガの建物がずらっと遠くまで並んでいる。
それ以上でもそれ以下でもない…。
天気が良くて青空の下なら赤レンガが映えて美しいかもしれないけど、15時で薄暗くなってしまう冬のヨーロッパ。
しかもひとりでぼんやりしていても面白くないので街の中心へ戻ってお茶します。
いときわ高いペトリ教会を目指して歩いていたら、ぽわんぽわんと明るいものが広場にちらばっている。
近づいてみたら、たくさんのベンチのようなものが明るく広場を照らしていました。
いつもあるのかな?寒い季節にほっとするアート。

笑顔のドイツ人たちに出会う

市庁舎の近くに戻り、お茶できるところを探していたらBalzac Coffeeというカフェを見つけた。
せっかくドイツにいるのにスタバだけというのもつまらないのでここに決めた。
お客さんがカウンターにいたのでちょっと待っていると、その女性の子供(1歳半くらいの女の子)がよちよち歩いて入口近くのお父さんのところへ行った。
かわいいな〜と見てたら、その女の子が途中でニット帽を落としちゃった。
誰も気付いていないので拾ってお父さんに渡すと、子供を抱きながら満面の笑顔。
もう子供にメロメロの笑顔だ〜。あんなかわいい子がいたら、そりゃあんな笑顔になるよなぁ。
カウンターでメニューを見ると、ドイツ語でわからなかった…。今までスタバだったからドイツ語なの忘れてた。
カウンターのお兄さんに「すみません、ドイツ語がわからなくて…。あのラズベリーの下は何味ですか?」と指差して聞いてみた。
喉が渇いていたのでさっぱりしたジュースが飲みたかったんだけど、ラズベリーしかわからなかった。
お兄さんは「あぁなるほど。うーんあれは…」と言うと、おもむろにしゃがんで「これ!」とカウンターの下から紙パックを取り出して見せた。
”ぶどう”か〜。お兄さんナイスアイディア!
その後も「次は〜…これ!」と全てのメニュー(4種類)やってくれました。しかもめっちゃいい声!
このお兄さん、イケメンなうえに明るくてフレンドリー。
Saftパックショーの間ももう一人の男の子スタッフに「これ英語で何だっけ?ルバ〜ブ?ぎゃはは」と楽しそう。
先の子供にメロメロパパもそうですが、ドイツに着いてからこんなに笑顔が素敵なドイツ人たちに初めて出会ったので嬉しかった。
日本ではなかなか味わえないルバーブ味の微炭酸ジュースとレモンブレッドを注文(4.75ユーロ、約660円)。
ルバーブサフト(ドイツ語ではザフトと言うらしい)、日本と違って氷が入ってないので量が多い!
普通のジュースと違ってかなり薄味。ジュースというよりルバーブ味のスパークリングウォーター。
冬でも喉が渇いているときは炭酸がおいしいよね。
レモンブレッドはパウンドケーキみたいにしっとりした生地で、甘過ぎずほんのりレモンの風味でおいしい!
このカフェは街の中心にあるためか結構混んでたけど、2階席はそうでもなかった。
落ち着くし飲み物の量は十分だし、友達との待ち合わせまで時間もあることだし、ここでまたしばらくパソコンを立ち上げて旅日記を書いてました。

陽気なタバコ屋さん

友達との待ち合わせの前に、タバコを買うために中央駅の中にあるタバコ屋さんへ。
既にお客さんがいて、知り合い同士なのかすごい勢いでおしゃべりしている。
お客さんが去ったので、英語で「すみません、この緑のをひとつ下さい」と言ったら、カウンターのお兄さんが 「ちょっと待って!早くて聞き取れなかったっ」と言ったのでびっくりした。
ドイツ人はあんまり英語が得意じゃないと聞いてたけど、まさか自分がそんな事を言われるとは。
(たぶん)オカマのお兄さんは「はい、どれにしますぅ?」とにこにこしてさらに「どこから来たのぉ?」と聞いてきた。
日本です、と答えると「****アリガト」と言われたんだけど、「アリガト」の部分だけかろうじてわかったので「お〜うまい!」と答えてみた。
お会計の時にかわいいお兄さんは身を乗り出して「で、ほんとのところThank youは日本語でどう言うの?」と聞いてきたので 「ドーモアリガト、でもアリガトで大丈夫ですよ!」と答えると満面の笑顔で「アリガト!チュース!」と言っててかわいかった。
本当に今日は、笑顔の素敵なドイツ人に会う日だなぁ。

友達とディナーへ

友達とホテルのロビーで待ち合わせ。
現れた友達は、ビザの更新のために市役所へ行ったらしいんだけどビザの事をろくに知らない担当者に当たってしまったらしく、疲れきった様子。
ワーホリ申請はかなり苦労するということを他の経験者たちから散々聞かされたそうで、万全の体制で挑んだけど玉砕したらしい。
ふだんあまり愚痴っているところを見たことがないだけに、そうとうひどいやりとりだったんだろうな…と思った。
役所仕事はきっちりしているのかと思ったけど、ドイツも日本ほどじゃないみたい。
とりあえずおいしいものでも食べよう!と、友達がおすすめのエリアへ向かう。
シュテルンシャンツェというエリアにあるおすすめのお店をのぞいたら混んでいたので他の店も見てみる。
聞いていたとおり、イタリアンのお店が多い!ドイツ人はイタリア料理が好きだそうです。
良さげな感じのお店に入ってみました。Chakraというお店もイタリアン。
メニューを見ていたら、なんとパンケーキの欄に"Sweet"と"Spicy"がある。
パンケーキって言ったらもれなく甘いデザートを思い浮かべるけど、スパイシーなパンケーキって見たことない!
種類も、チキンや野菜、ツナなどいくつかあって珍しいのでチキンのパンケーキを注文(6.10ユーロ、約850円)。
他にサラダをひとつ頼んでシェアすることにしたんだけど、サラダの量がすごく多くて、しかもパンケーキにもサラダが付いてたので食べきれなかった。
パンケーキは、チキンのお惣菜を包んだ状態で、ほんのり暖かい。
パンケーキの生地は薄いけどもちもちっとしててなめらかなので舌触りがいい。
中身のチキンはルッコラが入っていて風味が良く、味付けも薄すぎず濃すぎず絶妙。これはおいしい〜!
おいしいおいしいと言いながら食べている私達の隣の席では、カップルがケンカを始めて険悪なムードになっていた。
カップルがいなくなった後、女の人がすっごい怒ってたね!なんだったんだろう〜と二人の事情を推測して遊んでみたり。
ここは本当にイタリア人ファミリーが経営しているらしく、主人らしきおじさんも陽気で感じが良かった。
ちなみに、トイレに行ったらドアが開かなかったので誰か入っているんだろうと思い、少しの間ぼんやり待っていたら、ウエイトレスのお姉さんが 来て「トイレを使うんですか?」と言った後、えいっとドアを押したら開いた…。
ドイツのドアって、どこも固い&重いと思う!


2013ドイツ旅一覧へ